目次
フィナンシャルリスクマネジメント
- ジョン・C.ハル(著)/ 竹谷 仁宏(訳)
- 第01章 イントロダクション
- 1.1 投資家のリスクとリターン
- 1.2 企業のリスクとリターン
- 1.3 銀行資本
- 1.4 リスク管理の手法
- 1.5 純金利収入の管理
- 第02章 金融簡品によるヘッジ
- 2.1 市場
- 2.2 いつヘッジするか
- 2.3 「プレーンバニラ」商品
- 2.4 ヘッジのための金融商品を使う
- 2.5 エキゾチック・オプションと仕組み取引
- 2.6 危険
- 第03章 トレーダーのリスク管理法
- 3.1 デルタ
- 3.2 ガンマ
- 3.3 ベガ
- 3.4 セータ
- 3.5 ロー
- 3.6 ギリシャ文字の計算
- 3.7 テイラー展開
- 3.8 現実世界のヘッジ
- 3.9 エキゾチックのヘッジ
- 3.10 シナリオ分析
- 第04章 金利リスク
- 4.1 金利の計測
- 4.2 ゼロレートとフォワードレート
- 4.3 財務省(トレジャリー)金利
- 4.4 LIBORとスワップレート
- 4.5 デュレーション
- 4.6 コンベキシティ(凸性)
- 4.7 ポートフォリオへの応用
- 4.8 イールドカーブの非平行移動
- 4.9 金利のデルタ
- 4.10 主成分分析
- 4.11 ガンマとベガ
- 第05章 ボラティリティ
- 5.1 ボラティリティの定義
- 5.2 逆算(インプライド)ボラティリティ
- 5.3 過去のデータからボラティリティを推定する
- 5.4 金融変数の日次の百分率の変化は正規分布に従う?
- 5.5 日次のボラティリティのモニタリング
- 5.6 指数ウェイト移動平均モデル
- 5.7 GARCH(1,1)モデル
- 5.8 モデルの選択
- 5.9 最尤法
- 5.10 ボラティリティの予測にGARCH(1,1)を用いる
- 第06章 相関とコピュラ
- 6.1 相関関係の定義
- 6.2 相関をモニターする
- 6.3 多変量正規分布
- 6.4 コピュラ(COPULAS)
- 6.5 貸出ポートフォリオへの応用
- 第07章 銀行規制とバーゼルⅡ
- 7.1 銀行資本規制の理由
- 7.2 1988年以前
- 7.3 1988年のBIS合意
- 7.4 G30の政策的勧告
- 7.5 ネッティング(債権債務の相殺)
- 7.6 1996年改訂
- 7.7 バーゼルⅡ
- 7.8 バーゼルⅡの下での信用リスク資本
- 7.9 バーゼルⅡの下でのオペレーショナル・リスク
- 7.10 監督上の検証
- 7.11 市場規律
- 第08章 VaR指標
- 8.1 VaRの定義
- 8.2 VaRと期待ショートフォール
- 8.3 リスク指標の性質
- 8.4 VaRのパラメータの選択
- 8.5 限界VaR、増分VaRと成分VaR
- 8.6 バックテスト
- 8.7 ストレステスト
- 第09章 市場リスクVaR:ヒストリカル法
- 9.1 方法論
- 9.2 正確性
- 9.3 拡張
- 9.4 極値理論
- 9.5 応用
- 第10章 市場リスクのVaR:モデル構築法
- 10.1 基礎的方法論
- 10.2 線形モデル
- 10.3 金利の取り扱い
- 10.4 線形モデルの応用
- 10.5 線形モデルとオプション
- 10.6 2次式モデル
- 10.7 モンテカルロ・シミュレーション
- 10.8 正規でない分布を扱う
- 10.9 「モデル構築法」対「ヒストリカル法」
- 第11章 信用リスク:デフォルト確率の推定
- 11.1 信用格付け
- 11.2 ヒストリカル・デフォルト確率
- 11.3 回収率
- 11.4 社債価格からデフォルト確率を推定する
- 11.5 デフォルト確率の推定値の比較
- 11.6 株価を用いたデフォルト確率の推定
- 第12章 信用リスクによる損失と信用VaR
- 12.1 信用損失の推定
- 12.2 信用リスクの緩和
- 12.3 信用VaR
- 12.4 Vasicekのモデル
- 12.5 クレジット・リスク・プラス
- 12.6 クレジットメトリクス
- 12.7 信用相関の解釈
- 第13章 信用デリバティブ
- 13.1 信用デフォルト・スワップ
- 13.2 信用指数
- 13.3 信用デフォルト・スワップの価格付け
- 13.4 CDSの先渡し契約とオプション
- 13.5 トータルリターン・スワップ
- 13.6 バスケット信用デフォルト・スワップ
- 13.7 担保付債務証券
- 13.8 バスケットCDSとCDOの評価
- 第14章 オペレーショナル・リスク
- 14.1 オペレーショナル・リスクとは何か
- 14.2 規制資本の決定
- 14.3 オペレーショナル・リスクの区分
- 14.4 損失の深刻度と損失の頻度
- 14.5 前向きなアプローチ
- 14.6 オペレーショナル・リスク資本の配分
- 14.7 ベキ法則の利用
- 14.8 保険
- 14.9 サーベインス・オクスレー法
- 第15章 モデルリスクと流動性リスク
- 15.1 金融モデルの性質
- 15.2 線形商品のモデル
- 15.3 積極的に取引されている商品のモデル
- 15.4 仕組み商品のモデル
- 15.5 モデル作成の危険性
- 15.6 モデルの問題を発見する
- 15.7 流動性リスクの伝統的な見解
- 15.8 流動性のブラックホール
- 15.9 ロングターム・キャピタルマネジメント(LTCM)
- 15.10 流動性と収益性
- 第16章 経済資本とRAROC
- 16.1 経済資本の定義
- 16.2 経済資本の構成要素
- 16.3 損失分布関数の形
- 16.4 リスクの相対的重要性
- 16.5 経済資本の集計
- 16.6 分散化による利益の配分
- 16.7 ドイツ銀行の経済資本
- 16.8 RAROC
- 第17章 天候、エネルギーと保険デリバティブ
- 17.1 天候デリバティブ
- 17.2 エネルギー・デリバティブ
- 17.3 保険デリバティブ
- 第18章 巨大損失から何を学ぶか
- 18.1 リスクの上限
- 18.2 トレーディング・ルームを管理する
- 18.3 流動性リスク
- 18.4 非金融法人にとっての教訓
- 付録A 先渡しと先物契約の価格
- 付録B スワップの価値
- 付録C ヨーロピアン・オプションの価格付け
- 付録D アメリカン・オプションの価格付け
- 付録E 信用推移行列の操作
- 用語集
- ソフトウェアDerivaGemについて
- x≦0のときのN(x)の値
- x≧0のときのN(x)の値
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