目次
会計測定の基礎理論
- 和田 博志(著)
- 序章 会計測定論の再構築に向けて
- 0.1 現行会計実践における会計理論上の諸問題
- 0.2 理論構築の方法
- 0.3 資産負債観と収益費用観の再検討
- 0.4 本書の構成と概要
- 第1部 未来志向的貸借対照表論の展開
- 第1章 現在価値測定の制度化と期待キャッシュフロー・アプローチの提唱
- はじめに
- 1.1 貸付金減損会計への現在価値測定の導入
- 1.2 長期性資産減損会計への現在価値測定の導入
- 1.3 FASB概念フレームワークの新展開
- 1.4 期待キャッシュフロー・アプローチの提唱
- 第2章 未来志向的貸借対照表の台頭
- はじめに
- 2.1 99年版公開草案における変更点(その1)
- 2.2 99年版公開草案における変更点(その2)
- 2.3 貸借対照表の未来志向的解釈
- 2.4 キャッシュフロー計算書の新たな役割
- 第3章 会計測定値の「意味」
- はじめに
- 3.1 会計測定における公正価値の位置づけ
- 3.2 会計測定における市場価格の位置づけ
- 3.3 指標としての会計測定値
- 補論1 Kirkegaardの未来志向的貸借対照表
- はじめに
- 補1.1 基礎概念の必要性
- 補1.2 「支払能力」に関する情報の重要性
- 補1.3 伝統的財務諸表の欠点
- 補1.4 新しい諸概念の提示
- 補1.5 Kirkegaard学説の評価
- 第2部 フロー志向的会計測定論の展開
- 第4章 会計測定と複式簿記
- はじめに
- 4.1 分類的複式簿記と因果的複式簿記
- 4.2 「フロー測定システム」としての複式簿記
- 4.3 分類的複式簿記に基づく現行会計実践の解釈
- 4.4 信頼性から忠実な表現へ
- 第5章 会計測定の対象と測定基準
- はじめに
- 5.1 FASB概念フレームワークの措定する測定対象
- 5.2 IASB概念フレームワークの措定する測定対象
- 5.3 FASB概念フレームワークにおいて想定されている会計測定観
- 5.4 IASB概念フレームワークにおいて想定されている会計測定観
- 第6章 会計測定プロセスにおける「フロー」概念の位置づけ
- はじめに
- 6.1 二元的測定対象観に対する批判的考察
- 6.2 測定対象としての会計的実在
- 6.3 測定対象としての「フロー」と測定結果としての「ストック」
- 6.4 残された課題
- 補論2 会計測定の信頼性
- はじめに
- 補2.1 「信頼」概念の定義
- 補2.2 ヒトとモノの関係としての「会計測定の信頼性」
- 補2.3 ヒトとヒトの関係としての「会計測定の信頼性」
- 補2.4 第三者視点の必要性
- 補2.5 おわりに
- 終章
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