目次
近世陶磁器の考古学 出土遺物からみた生産と消費 (椙山女学園大学研究叢書)
- 森本 伊知郎(著)
- 序章 近世陶磁器研究の目的
- 1.年代推定・生活復元の資料としての陶磁器
- 2.近世陶磁器の種類と分類
- 3.本書の構成
- 第1部 近世陶磁器の研究史
- 第1章 近世考古学の歩み
- 1.はじめに
- 2.江戸時代の器物考証
- 3.明治時代から第二次大戦前まで
- 4.戦後から1970年代
- 5.近世考古学の展開と現状
- 第2章 近世陶磁器の考古学的研究史
- 1.はじめに
- 2.近世陶磁器の前史
- 3.肥前
- 4.瀬戸・美濃
- 5.京・信楽
- 6.江戸遺跡における近世陶磁器の研究
- 第2部 消費地遺跡における近世陶磁器の研究
- 第1章 江戸における陶磁器の出土状況と流通
- 1.はじめに
- 2.都市遺跡としての江戸
- 3.陶磁器の出土状況
- 4.江戸市中の遺跡における陶磁器の産地組成
- 5.陶磁器流通の背景
- 6.小括
- 第2章 出土陶磁器の数量把握の方法
- 1.はじめに
- 2.出土遺物の算定に関する研究史
- 3.代表的な算定方法
- 4.問題点の所在
- 5.破片数・重量・個体数の関係
- 6.平均重量による推定個体数
- 7.小括
- 第3章 東海道における近世陶磁器の流通
- 1.はじめに
- 2.分析の目的と方法
- 3.各地の事例
- 4.小括
- 第4章 威信財としての近世陶磁器
- 1.はじめに
- 2.献上品・贈答品としての陶磁器
- 3.式正の饗宴・茶会に用いられた器
- 4.小括
- 第3部 生産地遺跡の陶磁器
- 第1章 肥前広東碗の器形・文様の変化に関する考察
- 1.はじめに
- 2.広東碗の年代と編年
- 3.肥前広東碗の器形の変化
- 4.広東碗の文様の変化
- 5.消費地出土遺物の検討
- 6.小括
- 第2章 容量からみた磁器端反碗の規格性
- 1.はじめに
- 2.端反碗の編年と用途
- 3.端反碗の容量とその分布
- 4.端反碗の容量と法量の関係
- 5.小括
- 第3章 近世磁器を製作した陶工の個人差は識別できるか
- 1.はじめに
- 2.考古資料の個人識別に関する研究
- 3.瀬戸磁器の生産形態と磁器端反碗の編年
- 4.端反碗の器形・文様の分析
- 5.小括
- 第4部 近世陶磁器と文字資料
- 第1章 近世陶磁器の紀年銘資料について
- 1.はじめに
- 2.近世紀年銘陶磁器の概要
- 3.銘文の内容
- 4.小括
- 第2章 貞享暦を記した陶器碗
- 1.はじめに
- 2.遺物の特徴および出土状況
- 3.暦の内容
- 4.民間信仰との関連
- 5.小括
- 第3章 『関口日記』にみる陶磁器の流通・購入・使用
- 1.はじめに
- 2.『関口日記』にみる生活用具の購入・贈答・補修
- 3.陶磁器類の購入数・購入先
- 4.遺跡出土陶磁器との比較
- 5.小括
- 終章 出土陶磁器からみた近世の時代区分と時期区分
- 1.はじめに
- 2.考古学の時代区分
- 3.日本史における四時代区分(古代・中世・近世・近代)
- 4.考古学からみた近世の時期区分
- 5.陶磁器からみた近世の時代区分
- 6.陶磁器からみた近世の時期区分
- 7.小括
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