目次
青少年保護法 新版
- 安部 哲夫(著)
- 第1講 青少年保護法への導入
- 1.青少年問題の多面性
- 2.青少年保護と法(本書の基本的立場)
- 第2講 青少年保護法の概要
- 1.児童の権利条約について
- 2.少年福祉阻害犯
- 3.児童福祉法34条
- 4.労働基準法56条以下
- 5.未成年者喫煙禁止法と未成年者飲酒禁止法
- 6.学校教育法
- 7.青少年保護育成条例とテレクラ条例
- 8.風俗営業適正化法
- 9.児童買春・児童ポルノ処罰法
- 第3講 青少年保護の法原理と歴史
- 1.青少年の権利について
- 2.青少年の行動に介入する法原理
- 3.青少年保護政策と少年司法の源泉
- 4.わが国における青少年保護と少年司法の沿革
- 第4講 青少年保護と健全育成の担い手たち
- 1.青少年の保護と健全育成のための国の機関
- 2.青少年対策をめぐる最近の動向
- 3.青少年の健全育成運動とその担い手
- 4.青少年保護の担い手
- 第5講 少年非行の補導と審判
- 1.少年非行の定義
- 2.少年非行の動向と特徴(犯罪白書の統計から)
- 3.少年非行と法的処理(家庭裁判所)
- 第6講 非行原因と非行理論
- 1.非行原因を考える視点
- 2.非行原因を学問領域から考える
- 3.犯罪社会心理学的原因論
- 4.非行原因をフィールドごとに考える
- 第7講 少年非行と矯正・保護
- 1.少年院における少年矯正
- 2.少年刑務所における少年矯正
- 3.少年の保護観察
- 第8講 少年事件の刑事裁判と報道
- 1.検察官送致について
- 2.板橋両親殺害事件
- 3.刑事裁判と少年の情操・プライバシーの保護
- 4.少年法61条について(推知報道の禁止)
- 5.少年事件に対する報道姿勢の経緯
- 6.少年事件報道に関する民事裁判
- 7.少年にかかわる捜査・矯正機関における配慮
- 第9講 少年司法の改革
- 1.2000年改正少年法の成立とその経緯
- 2.昭和期の少年法改正論議
- 3.2000年改正少年法の論点
- 4.2007年改正少年法の論点
- 5.2008年改正少年法の論点
- 6.「改正少年法」の評価と課題
- 第10講 家庭における青少年保護(児童虐待を考える)
- 1.児童虐待の定義
- 2.児童虐待の実態
- 3.児童虐待の犯罪性
- 4.児童虐待に対する法的対応
- 5.児童虐待への法的対応の問題点
- 第11講 学校における青少年保護(体罰を考える)
- 1.ある体罰致死事件から
- 2.体罰の禁止−その法的解釈
- 3.体罰のない教育環境をめざして
- 第12講 未成年者の喫煙と青少年保護
- 1.未成年者の喫煙
- 2.未成年者喫煙禁止法の成立
- 3.未成年者喫煙禁止法の現実的機能(裁判と補導)
- 4.未成年者の喫煙防止対策と未成年者喫煙禁止法の見直し
- 第13講 薬物乱用と青少年保護
- 1.青少年の薬物乱用の過去・現在
- 2.青少年の薬物乱用の特性とその対応
- 第14講 有害情報・表現物と青少年保護
- 1.有害表現物問題をどう見るか
- 2.有害表現物とは何か
- 3.自治体の規制と有害指定手続
- 4.業界の自主規制
- 5.岐阜県条例合憲判決
- 6.有害図書自販機に対するその後の対応状況
- 7.青少年インターネット利用環境整備法の成立
- 第15講 性行動と青少年保護
- 1.ある裁判の事例から
- 2.「淫行」と不健全性的行為(不純異性交遊)
- 3.福岡県条例最高裁判決の検討
- 4.青少年への性行動規制に関する他の法律関係
- 第16講 青少年保護育成条例の展開
- 1.第1期−青少年保護育成条例の萌芽(昭和20年代)
- 2.第2期−青少年保護育成条例の確立(昭和30〜40年代)
- 3.第3期−青少年保護育成条例の拡充(昭和50〜60年代)
- 4.第4期−青少年保護育成条例の転換(平成元年〜10年)
- 5.第5期−青少年保護育成条例の変容と新動向(平成11年〜現在)
- 第17講 ドイツにおける青少年保護法
- 1.青少年環境整備先進国としてのドイツ
- 2.ドイツ青少年有害メディア連邦審査会の組織と任務
- 3.連邦審査会における有害指定手続の流れ
- 4.連邦審査会における有害指定の現状
- 5.連邦審査会から学ぶこと
- 6.メディア団体による自主規制とメディア教育の取組み
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