第１章序
第１部基礎
第２章現状の概観
- Ⅰ 概念の明確化
- Ⅱ 支配的見解の主たるテーゼ
- Ⅲ 独立の反対権についての判断
- Ⅳ 排斥し合う所有権等
第３章概念的構成関連と既判力の限界づけ
- Ⅰ はじめに
- Ⅱ この限界づけの方法の効果
第４章実質的な限界づけ原則の必要性
第５章既判力と法的性質決定
- Ⅰ はじめに
- Ⅱ 既判力効の必要性
- Ⅲ 原則の適用について
- Ⅳ 結語
第６章限界づけ原則の基本構造
- Ⅰ 先決的裁判が存在する場合の諸事情
- Ⅱ 承認された拘束力を伴うその他の場合
- Ⅲ 限界づけ原則の一般的な本質メルクマール
第２部実施
第７章第二次的法律効果との関係における妨害排除的不作為義務と所有権に基づく返還請求
- Ⅰ 妨害排除的不作為義務と損害賠償請求権
- Ⅱ ＢＧＢ９８５条による返還請求権
第８章補償関係
- Ⅰ 仲裁合意に基づく訴えの却下
- Ⅱ 双務契約
- Ⅲ 実体法における他の補償関連
- Ⅳ 既判力効の制限
第９章却下され，顧慮されなかった被告の反対ポジション
- Ⅰ 成功しなかった弁済の抗弁との比較
- Ⅱ 前訴において主張された被告の反対権
- Ⅲ 前訴においてまだ主張されなかった反対権
- Ⅳ 既判力効の原則としての意味連関の存在
第１０章形成手続における裁判と，法的行為または法律関係の無効に関する確認判決
- Ⅰ 形成手続における問題状況について
- Ⅱ 取り消された行為の，事情の変更なき繰返し
- Ⅲ 形成訴訟と損害賠償の訴え
- Ⅳ 形成によって惹起される法状態
- Ⅴ 法的行為の無効に関する確定
- Ⅵ 解雇保護訴訟
第１１章ＢＧＢ８９４条および９８５条による請求権および類似の事案についての裁判
- Ⅰ ＢＧＢ８９４条による請求権についての裁判
- Ⅱ ＢＧＢ９８５条に基づく請求に関する裁判
- Ⅲ 類似の事例
第１２章情報付与と計算を求める補助請求と，主たる請求との関係
- Ⅰ はじめに
- Ⅱ 展開された原則による状況の判断
- Ⅲ ＲＧＪＷ１９１２，５９３Ｎｒ．１４の裁判における類似の状況
第１３章統一的な目標をもつ様々な法律効果
- Ⅰ 原状回復請求と金銭賠償請求
- Ⅱ 他の事案における類似の関連
第１４章最終コメント