目次
近代日本の地方統治と「島嶼」
- 高江洲 昌哉(著)
- 序章 島嶼地方制度研究の意義と課題
- はじめに 本書の課題
- 一 研究史の整理
- 二 島嶼地方制度の特徴
- 三 島嶼地方制度の編成過程
- 四 本書の構成と方法
- 第一章 町村制の成立過程と「島嶼」
- はじめに
- 一 明治一三年の郡区町村編制法の改定
- 二 明治一三年から二〇年までの町村制制定の流れと「島嶼」
- 三 元老院における町村制の審議と「島嶼」
- 四 町村制の施行と「島嶼」
- まとめ
- 第二章 小笠原諸島における地方統治政策の展開
- はじめに
- 一 東京府移管後における小笠原諸島の統治機構の整備
- 二 小笠原島町村制の施行計画
- 三 沖縄県及島嶼町村制と小笠原諸島の対応
- まとめ
- 第三章 伊豆諸島における地方統治政策の展開
- はじめに
- 一 明治一四年の改革前後の状況
- 二 明治一四年の改革と役人層の動向
- 三 明治一八年の八丈島の統治状況
- 四 明治一九年から二〇年代後半までの島制改革
- 五 明治三〇年代の島制改革
- まとめ
- 第四章 隠岐における地方統治政策の展開
- はじめに
- 一 隠岐における島庁設置
- 二 町村制の代案をめぐる第一段階
- 三 隠岐島制案の制定と内容
- まとめ
- 第五章 対馬における地方統治政策の展開
- はじめに
- 一 支庁設置をめぐる動向
- 二 支庁長の権限問題と島司への移行
- 三 対馬の防衛問題と軍人島司の問題
- まとめ
- 第六章 大島郡(奄美諸島)における地方統治政策の展開
- はじめに
- 一 甘蔗栽培と奄美諸島の租税問題
- 二 大島県構想と大島大支庁の設置
- 三 行政組織の改編と地方税独立経済
- まとめ
- 第七章 沖縄県及島嶼町村制についての考察
- はじめに
- 一 沖縄県及島嶼町村制案の推移
- 二 伊豆諸島における「議員」選挙規定の推移
- 三 伊豆諸島から見た町村長任免
- 四 税率・税目の自治と日清・日露戦後経営との関係
- まとめ
- 終章 近代日本の地方統治にとって「島嶼」とは何か
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