目次
ジッドとサン=テグジュペリの文学 聖書との関わりを探りつつ (学術叢書)
- 山本 和道(著)
- 第一章 『法王庁の抜穴』と『田園交響楽』
- 1 『法王庁の抜穴』と『田園交響楽』は異質なのか
- 2 『法王庁の抜穴』の翻弄される人物と主体的に生きる人物
- 3 『鎖を離れたプロメテ』の「無償の行為」
- 4 『法王庁の抜穴』の「無償の行為」
- 5 『田園交響楽』と聖書
- 6 『法王庁の抜穴』と『田園交響楽』の類似性
- 第二章 ジッドとドストエフスキー
- 1 フランスにおける、ドストエフスキー受容の始まり
- 2 ジッドのドストエフスキー論
- 3 『法王庁の抜穴』とドストエフスキーの文学
- 4 『贋金つかい』とドストエフスキーの文学
- 5 ジッドとドストエフスキー
- 第三章 『狭き門』管見
- 1 ジッドの『ドストエフスキー』における恋愛
- 2 『狭き門』と『白痴』
- 3 アリサの二重性
- 4 『アンドレ・ワルテルの手記』と『狭き門』
- 5 恋愛と聖書
- 6 プロテスタントの物語
- 第四章 カミュとジッド
- 1 サルトルのカミュ評
- 2 『異邦人』のムルソーの殺人
- 3 ムルソーにおける死
- 4 ムルソーとラフカディオ
- 5 初期作品における、カミュとジッド
- 6 カミュとジッドにとっての福音書
- 第五章 『南方郵便機』から『夜間飛行』へ
- 1 キャップ・ジュビーで『南方郵便機』を執筆
- 2 『南方郵便機』の語り手は誰か
- 3 ベルニスの死
- 4 ノートルダム寺院の説教
- 5 『夜間飛行』における、郵便飛行と地上の幸福
- 6 神の視点で実況中継のように
- 7 空の文学
- 第六章 『人間の土地』は小説なのか
- 1 『人間の土地』が小説大賞を受賞
- 2 何が書かれているのか
- 3 どのように語られているのか
- 4 精神的意味とは
- 5 「磁極」の探究
- 6 サン=テグジュペリは貧しい人たちに冷淡なのか
- 7 『人間の土地』の宗教性
- 第七章 『戦う操縦士』の宗教性
- 1 アメリカ合衆国滞在中に『戦う操縦士』を執筆
- 2 アラスでの集中砲火前
- 3 アラスでの集中砲火後
- 4 『戦う操縦士』の宗教性
- 第八章 『星の王子さま』の宗教性
- 1 サン=テグジュペリと宗教教育
- 2 王子の「罪の意識」
- 3 キツネの教え
- 4 砂漠の水
- 5 「磁極」の文学
- 6 王子はどうなったのか
- 7 王子とサン=テグジュペリ
- 第九章 『城砦』の世界
- 1 『城砦』は未完となった
- 2 『城砦』とサン=テグジュペリの他の作品
- 3 『城砦』と『戦う操縦士』
- 4 『城砦』における神
- 5 「神の国」建設の試み
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