目次
技術からみた日本衛生行政史
- 横田 陽子(著)
- 序章 衛生の科学技術
- 第1章 化学分析の導入
- 1 明治政府の衛生行政における薬品取り締まり
- 2 地方の試験体制
- 3 薬剤師の運動
- 第2章 細菌学の制度化
- 1 伝染病研究所の登場
- 2 細菌学の普及
- 3 ペストの衝撃
- 4 実験科学の定着
- 5 細菌検査所への展開
- 第3章 衛生行政における新たな展開
- 1 衛生行政の基調転換
- 2 「栄養」の制度化
- 3 都市の衛生試験所の創設
- 4 有用性が認められた都市の衛生試験所の業務
- 5 戦時体制下の都市の衛生試験所
- 第4章 公衆衛生の「専門職」化
- 1 衛生の国際的動向
- 2 衛生技術官の組織化
- 3 技術官の地位向上運動
- 第5章 地方衛生研究所の誕生
- 1 GHQ占領期の公衆衛生改編
- 2 地方衛生研究所の立上げ
- 3 設置法案と法制化運動
- 終章 科学と社会が交錯する現場としての衛生行政