目次
- 1 メディアに気づく,メディアを学ぶ
- 1.当たり前の存在,だがなにも知らない
- 2.あふれかえる言説のなかで
- 3.なにが変わり,なにが変わっていないのか
- 4.実践的で,批判的な姿勢
- 5.本書のスタイル
- 2 メディア論の視座
- 1.メディア論をめぐる基本概念
- 2.関連する基本概念
- 3.「メディア論」の基本認識
- 4.ケータイに見出せるメディア論の困難
- 5.『21世紀メディア論』の姿勢と身のこなし方
- 2 19世紀の電気情報化爆発
- 1.電気の可能的様態
- 2.メディアの社会的様態と電気情報化爆発
- 3.可能的様態から制度化へ
- 4.情報技術とメディア
- 4 20世紀型メディアの生成
- 1.無線想像力の胎動
- 2.大衆消費社会とラジオ放送
- 3.テレビジョンという夢
- 4.テレビジョンの可能的様態
- 5.ソシオ・メディア論の歴史的補助線
- 5 20世紀型メディアの確立
- 1.マスメディアの「55年体制」
- 2.新聞:戦時の言論統制と戦後の産業的繁栄
- 3.テレビ:ナショナル・ネットワークの確立
- 4.マスメディアが造成した国民メディア文化
- 5.日本の20世紀型メディアの特性
- 6 21世紀デジタル情報化の混沌
- 1.パソコン通信からインターネットへ
- 2.移動体通信からケータイへ
- 3.デジタル情報化の豊饒と混沌
- 4.情報技術とメディアの相関
- 5.メディア論的な問題群
- 7 メディア論の系譜
- 1.「群集」・「公衆」・「大衆」
- 2.戦争宣伝,ラジオとマスコミュニケーション研究
- 3.マスコミュニケーション研究への対抗力
- 4.トロント学派のメディア論
- 5.カルチュラル・スタディーズ
- 6.「系譜」の発明と必要性
- 7.メディア論の21世紀的課題
- 8 メディアの生態系をデザインする
- 1.批判的メディア実践の可能性
- 2.媒の形態学からデザイン論へ
- 3.メディア論の困難を超えるために
- 4.ビジョンとしてのビオトープ
- 5.ビオトープの特色
- 6.隠喩としてのメディア・ビオトープ
- 7.メディア・ビオトープの課題
- 9 メディア・リテラシーの覚醒
- 1.メディア・リテラシーとはなにか
- 2.メディア・リテラシーの布置と系譜
- 3.メルプロジェクトの展開
- 4.政治と技術:二つの課題
- 5.新たなメディア・リテラシーのビジョン
- 10 メディア遊びの挑発
- 1.メディア遊びとはなにか
- 2.「連画」の展開
- 3.自我と日常を疑うためのワークショップ
- 4.メディア表現のカンブリアン爆発
- 5.メディア・アートの課題
- 6.メディア遊びの戦略と展望
- 11 マスメディアと市民:対決と対話
- 1.はじめに
- 2.21世紀前半のマスメディア
- 3.放送の課題と資本集中への道
- 4.ビオトープ型の放送事業への道
- 5.送り手と受け手の協働の試み
- 6.マスメディアの市民的新生は可能か?
- 12 モバイル・メディアと身体,共同体
- 1.メディアとしてのケータイ研究の困難
- 2.日本のケータイの現状
- 3.批判的メディア実践の構図
- 4.ケータイ・ワークショップの実践
- 5.ケータイ・ワークショップの類型と展開
- 13 グローバルな「生態系」のデザイン
- 1.デザインへの畏怖と反省
- 2.グローバル社会の変容
- 3.日本をめぐるグローバル,リージョナルな動向
- 4.トランスナショナルなネットワークは可能か
- 5.d’CATCHプロジェクトの展開
- 6.日本のメディア社会の展望
- 14 ローカルな「生態系」のデザイン
- 1.産業的疲弊と文化的残像
- 2.地域メディアとビオトープの可能性
- 3.ローカルなメディアを育む営み
- 4.持続性のある生態系のために
- 15 21世紀メディア社会をどう生きるか
- 1.全体のふり返り
- 2.語り残したこと:制度的思考と政治経済性
- 3.日常における批判的メディア実践のすすめ
- 4.日本の特性と課題
- 5.国際化,グローバル化の進め方
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