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目次

  • はじめに
  • 序章 サクラソウから見たさとやまの変化
    • サクラソウに惹かれて/サクラソウから保全生態学へ/火が好きなサクラソウ/古代の草原−野と牧/牧に適応したサクラソウ/落葉樹林と畦のサクラソウ/江戸の園芸文化とサクラソウ/牧から人工草地の牧場へ/普通の生きものに訪れた絶滅のおそれ
  • 第1章 ヒトの歴史とさとやまの成立
    • ヒトの誕生と人類/ヒトの移動と植生/ヒトと採集/最終氷河期の生活の痕跡/採集から半栽培へ/稲作のはじまりと耕作−採集者/氾濫原と文明/さとやまのルーツ/生物資源の採集と利用/草原の維持される環境/火入れと茅・葦・菅の利用/材料としての樹木の利用/エネルギー源としての樹木の利用/先駆樹種の利用/萌芽性と薪炭林
  • 第2章 「さとやま」の生物多様性と生態系模様
    • 「さとやま」とは/さとやまの「ヤマ」/攪乱と生物多様性/ヒトの採集・管理に伴う攪乱/さとやまの「生態系模様」とは/さとやまインデックス/宍塚大池の生態系模様/ヤマを利用する知恵/野草がつくる万葉の風景/染料を採る紫野/火入れと生物多様性/落葉樹林と昆虫/マツとマツタケ・ショウロ/マツ林の現在/田んぼをめぐる生物多様性/樹林と水辺の複合生態系/トンボの国/水辺の生きものに訪れた危機/消えゆくため池/外来種による影響/近代的な生態系模様=モノカルチャーへの変更
  • 第3章 地球規模の生物多様性とさとやまの危機
    • 「人間中心世」とヒトの持続可能性/人為活動と富栄養化/「安全圏」からの逸脱/「生態系サービス」と生物多様性/生物多様性条約/二〇一〇年目標/小さな個体群に生じる危機/移動が妨げられた個体群/生息・生育場所と開発/そのほかの要因/エコロジカル・フットプリントという見方/大きすぎる足跡/人間中心世の危機とさとやまの衰退/都市の成立とヒトのメタ個体群/アリー効果と都市/さとやまから植民地へ/持続可能性と経済的利益/第一次産業の衰退とさとやま/減りつづけるさとやまの人口
  • 第4章 さとやまの再生−持続可能な地域社会にむけて
    • COP10とSATOYAMAイニシアティブ/さとやまのもつ現代的な価値/害虫防除の新しい視点/心を癒すさとやま/魅力的なさとやまづくりにむけて/さとやまのもつ価値を守るために/自然再生という思想と科学/東イングランド地方の湿地再生/フェンという湿地/排水と地盤沈下/国家プロジェクトとしての湿地再生/農業環境政策の活用/科学を基礎とした管理と再生/湿地としての日本の水田再生/蕪栗沼のマガン−大崎での取り組み/湿地の治水機能/ふゆみずたんぼ/害鳥からシンボルへ/コウノトリのいるさとやま−豊岡での取り組み/「コウノトリ育む」農法/「生物多様性」がとりもつ団結/「緑の埋葬」と科学による自然再生−一関での取り組み/二つのベクトルのせめぎ合い
  • おわりに