〈開講の章〉
- １安易な研究・安易な実践にサヨウナラ
- ２「なに」を「どこから」観察しているのか
- ３さあ始めよう！
１章比較福祉論への接近
- １社会保障制度の歴史的広がり
- ２普遍的に実施されるようになった社会保障
- ３比較のための加工
２章比較福祉研究の現状
- １私たちの身近にある比較
- ２比較のための操作と概念の統一化
- ３社会保障の国際比較の現状
３章比較福祉の重層的構造
- １日常生活を構成する重層的構造
- ２比較福祉の基礎となるデータ
- ３基礎データを支える専門性
４章比較福祉研究の方法
- １「テーマ」を発見することの重要性
- ２現代に潜む歴史性
- ３福祉における「民間団体」の役割
５章比較福祉研究と歴史的時期区分
- １フランスにおける医師への謝礼をめぐる「旧い論理」と「新しい論理」
- ２医師への謝礼をめぐる法的紛争
- ３医師への謝礼を規律したもう一つの要素としての医師組合運動
６章福祉と「セックス」・「ジェンダー」比較
- １福祉と「セックス」・「ジェンダー」
- ２「『女性』という用語」と「意味しようとしている『女性』」
- ３福祉の専門職性と性
７章比較のための「圏域設定」
- １「地域医療計画」からみる比較の圏域の意味
- ２地域医療計画にみる圏域設定
- ３「地域医療計画」策定と病床数の推移
８章福祉の国際比較と「ケース」検討
- １生ものを把握し記録する技術
- ２いわゆる「ケース」検討について
- ３翻訳者は「誰」の「何」を代弁しているのか