１．相同性とは何か
- 〈１〉はじめに
- 〈２〉相同性とは
- 〈３〉発生学と系統学
- 〈４〉反復という思想
- 〈５〉ヘテロクロニー，ヘテロトピー，潜在的相同性
- 〈６〉ファイロタイプ，モルフォタイプ
- 〈７〉発生拘束としての相同性
- 〈８〉咽頭胚
- 〈９〉系統進化と相同性
- 〈１０〉結論
２．形態進化の発生的側面
- 〈１〉はじめに
- 〈２〉形態進化をめぐるかつての論争
- 〈３〉ボディプランの発生過程
- 〈４〉形態形成遺伝子の進化的保守性
- 〈５〉大進化をもたらす突然変異
- 〈６〉発生的制約
- 〈７〉おわりに
３．形態測定学
- 〈１〉かたちを測ること
- 〈２〉かたちの統計学的側面：比変量を例として
- 〈３〉現代の形態測定学：Ｄ’ＡｒｃｙＴｈｏｍｐｓｏｎからの系譜
- 〈４〉相対成長理論：サイズとシェイプ
- 〈５〉形状座標の多変量統計学：円形正規分布モデル
- 〈６〉薄板スプライン関数に基づく変形と変異の解析
- 〈７〉接線・勾配・輪郭素：標識点情報への輪郭情報の付与
- 〈８〉適用例，残された問題，そして将来への展望
- 〈９〉インターネット資源の活用
４．成長の規則とかたちの形成
- 〈１〉はじめに
- 〈２〉成長とかたち
- 〈３〉パターンの生成
- 〈４〉おわりに
５．構成形態学
- 〈１〉構成形態学とは
- 〈２〉構成形態学の方法
- 〈３〉ポスト構成形態学
- 〈４〉まとめ
６．理論形態学の方法
- 〈１〉理論形態学とは
- 〈２〉機能的，適応的要因の解明
- 〈３〉かたちとかたちづくりの近似
- 〈４〉理論形態学の着想
- 〈５〉おわりに
７．バイオメカニクス
- 〈１〉はじめに
- 〈２〉流水中の物体の特性に関する一般的法則
- 〈３〉アンモノイド類の殻形態と遊泳性能
- 〈４〉遊泳するイタヤガイ科二枚貝類の殻の翼性能
- 〈５〉あとがき
８．時間を担う形態
- 〈１〉はじめに
- 〈２〉記載的形態モデル：問題の整理
- 〈３〉力学系モデル：細胞レベルの相互作用
- 〈４〉生物にとっての文脈：逆理・不動点・“切り閉じる”
- 〈５〉文脈との相互作用モデル
- 〈６〉むすびにかえて：「意味」は誰のものか