目次
宣長の源氏学 (新典社研究叢書)
- 杉田 昌彦(著)
- 序章 源氏研究及び講義の概略
- 第一節 源氏研究の概要
- 第二節 講義の概略
- 第一部 評論的源氏研究とその周辺
- 第一章 歌人の創作意識と「まこと」
- 第一節 『あしわけをぶね』冒頭の実情論
- 第二節 宣長以前の性情観と「まこと」観
- 第三節 『あしわけをぶね』の人情論と擬古歌論
- 第四節 宣長歌論における「詞の文」と「風雅」
- 第二章 「物のあはれを知る」ことの意義
- 第一節 寓言論的物語観と宣長
- 第二節 蛍巻の物語論の解釈
- 第三節 「物のあはれを知る」説の基本構造
- 第四節 「物のあはれを知る」説の共感の心理
- 第五節 物語論としての「物のあはれを知る」説
- 第六節 『源氏物語』の「本意」と作り物語の存在意義
- 第三章 「物のあはれ」と勧善懲悪
- 第一節 勧善懲悪的源氏観と宣長
- 第二節 「よき人」として設定された作中人物
- 第三節 「よき人」と「物のあはれ」
- 第四節 「あしき人」設定の意味
- 第五節 物語装置としての「勧善懲悪」
- 第四章 『手枕』の人物造型
- 第一節 『手枕』について
- 第二節 六条御息所の人物造型
- 第三節 『手枕』における人物造型の特徴
- 第四節 理想化された人物造型と創作意図
- 第五章 本居宣長と人情主義
- 第一節 人情主義の歴史的意義
- 第二節 宣長の人情観と仁斎・東涯・徂徠
- 第三節 堀景山の人情説との関係
- 第四節 景山説の批判的受容
- 第五節 「女童心」の説
- 第六節 「物のあはれを知る」説の人情論的特質と史的意義
- 第六章 「物のあはれ」と宣長の自他意識
- 第一節 宣長と蘆庵
- 第二節 表現対象との「隔絶」の意識
- 第三節 島獣の歌と人間の歌
- 第四節 「物のあはれ」「女童心」と宣長の自他意識
- 第五節 理知的精神としての“思いやる心”
- 第六節 宣長の実人生と“思いやる心”
- 第二部 文献学的源氏研究と注釈
- 第一章 宣長手沢本『湖月抄』書入について
- 第一節 宣長手沢本『湖月抄』の概略
- 第二節 『湖月抄』書入中の引用・参照書目
- 第三節 諸抄の書入と『首書源氏物語』
- 第四節 宣長自説書入及び弟子説書入について
- 第二章 手沢本『湖月抄』書入と源氏研究著書
- 第一節 『紫文要領』との関係
- 第二節 『源氏物語年紀考』との関係
- 第三節 『玉の小櫛』注釈部との関係
- 第四節 注釈書としての手沢本『湖月抄』
- 第三章 『源氏物語抜書』解題・考証と翻刻
- 第一節 本居宣長記念館所蔵断簡資料二種類について
- 第二節 『源氏物語抜書』其之一・其之二の概要
- 第三節 其之一(1)と其之二の関係
- 第四節 『紫文要領』執筆ノートであることの検証
- 〈翻刻凡例〉及び〈翻刻〉
- 第四章 『源氏物語抜書』から『紫文要領』へ
- 第一節 『源氏物語抜書』第二次ノートの分類
- 第二節 テーマごとの抜書と『紫文要領』大意之事
- 第三節 「蛍巻の物語論」部分の形成過程
- 第四節 覚書・メモの類と『紫文要領』
- 第五節 学問方法としての「抜書」
- 第五章 宣長の『源氏物語』年立研究
- 第一節 匂宮巻以降の年立の修訂と小冊子『源氏年紀考』
- 第二節 小冊子『源氏年紀考』中の年紀説
- 第三節 年立研究の意義
- 第六章 宣長の『源氏物語』本文研究
- 第一節 源氏本文についての宣長の基本認識
- 第二節 手沢本『湖月抄』書入と基礎的本文研究
- 第三節 『玉の小櫛』四の巻における本文校訂
- 第四節 『玉の小櫛』注釈部における本文研究の手法
- 第五節 本文研究の特質とその背景
- 第七章 『玉の小櫛』注釈部の源氏観
- 第一節 「すべて此物語」等の言説と「物のあはれを知る」説
- 第二節 「作り物語」(虚構)の意識と作品特性の指摘
- 第三節 写実的特性の認識
- 第四節 准拠・作中和歌・描写表現について
- 第五節 「あはれ」の虚構世界とリアリティ
- 終章 宣長にとっての『源氏物語』
- 第一節 紫式部への視座
- 第二節 今井田家養子時代まで
- 第三節 和歌及び『源氏物語』との邂逅
- 第四節 浄土信仰と医業
- 第五節 宣長にとっての『源氏物語』
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