目次
認知の陰陽理論 日本生れの態度変容理論
- 榊 博文(著)
- 第1章 コミュニケーション・ディスクレパンシー研究の問題点
- 1.コミュニケーション・ディスクレパンシーと意見変容の関係
- 2.アメリカにおける研究事例
- 3.ブーメラン効果の意味
- 4.従来の研究の問題点
- 5.ディスクレパンシー仮説と諸研究結果の間の隔たり
- 6.研究結果の混乱の原因および今後の問題点
- 第2章 従来の諸理論による予測
- 1.認知的不協和理論による予測
- 2.社会判断理論による予測
- 3.心理的リアクタンス理論による予測
- 第3章 「認知の陰陽理論」による予測
- 1.万物の二面性
- 2.認知の二面性
- 3.極端な立場に立つコミュニケーションを呈示した場合
- 4.マイルドなコミュニケーションを呈示した場合の諸理論からの予測
- 5.マイルドなコミュニケーションを呈示した場合の認知の陰陽理論からの予測
- 6.潜在的態度と顕在的態度
- 第4章 筆者らによる一連の研究
- 1.意見の食い違いと態度変容
- 2.態度変容の決定要因としてのディスクレパンシー及び自我関与
- 3.コミュニケーション・ディスクレパンシーの意見変容及び信憑性評価変容に及ぼす効果
- 4.コミュニケーション・ディスクレパンシー及びコミュニケーションの唱導方向の意見変容に及ぼす効果
- 5.説得的コミュニケーション呈示後のブーメラン効果発生の条件の量的分析及びその質的分析による解釈
- 6.説得的コミュニケーションがマイルドな立場を主張した場合のコミュニケーション・ディスクレパンシーと意見変容の関係
- 7.コミュニケーション・ディスクレパンシーと心理的リアクタンスの意見変容に及ぼす効果
- 8.ドイツ人学生を被験者としたコミュニケーション・ディスクレパンシーと意見変容の関係
- 9.コミュニケーション・ディスクレパンシーと態度変容の関係に関する実験的検討
- 10.教室実験において受け手が知覚したディスクレパンシーと意見変容の関係
- 11.日常事態における,受け手に知覚されたコミュニケーション・ディスクレパンシーと意見変容
- 12.真の日常会話場面におけるブーメラン効果発生の理由に関する研究
- 13.マスメディアの報道と「認知の陰陽理論」
- 14.4章のまとめ…研究の進展の軌跡
- 第5章 「認知の陰陽理論」による既存の説得テクニックの解釈及び認知の陰陽理論の応用
- 1.認知の陰陽理論による既存の説得テクニックの解釈
- 2.認知の陰陽理論の応用
- 第6章 何故「陰陽理論」なのか?
- 1.何故陰陽理論なのか?
- 2.桐谷(2011)が探索した事例
- 3.その他の研究者による事例
- 4.究極物質
- 5.陰陽理論は究極理論である
- 6.複雑系と単純系
- 第7章 「認知の陰陽理論」だけが陰陽理論的か
- 1.「認知の陰陽理論」と類似している西洋生まれの理論
- 2.「認知の陰陽理論」と従来の態度変容理論の類似点
- 第8章 認知の陰陽理論の詳細
- 1.認知の陰陽理論と「気」の哲学
- 2.認知の陰陽理論の5つの定理
- 3.究極理論であり超巨大理論でもある陰陽理論が予測するもの
- 4.陰陽理論による基本原理から派生する基本的予測
- 5.認知の陰陽理論の命題1〜56
- 第9章 English Summary of Yin and Yang Theory of Cognition Published in 2004.
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