目次
南北朝・隋代の中国仏教思想研究
- 菅野 博史（著）
- 序論
- 一 中国法華経疏の研究と今後の課題
- 二 初期中国仏教の経典注釈書について
- 第一部 法華経疏の研究
- 一 中国における法華経疏の研究史について
- 二 中国における法華経疏の研究史について（２）
- 三 中国における『法華経』の思想の受容
- 四 慧思『法華経安楽行義』の研究（１）
- 五 慧思『法華経安楽行義』の研究（２）
- 六 『法華経文外義』研究序説
- 七 智顗と吉蔵の法華経観の比較
- 八 中国における『法華経』見宝塔品の諸解釈
- 九 『法華文句』における四種釈について
- 一〇 『天台三大部補注』（『法華玄義』の部）研究序説
- 第二部 維摩経疏の研究
- 一 中国における『維摩経』入不二法門品の諸解釈
- 二 浄影寺慧遠『維摩経義記』の研究
- 三 維摩経分科に関する智顗と吉蔵の比較
- 四 『維摩経玄疏』の組織と梗概
- 五 智顗『四教義』研究ノート（１）
- 第三部 涅槃経疏の研究
- 一 『大般涅槃経集解』の基礎的研究
- 二 『大般涅槃経集解』における道生注
- 三 『大般涅槃経集解』における僧亮の教判思想
- 四 『大般涅槃経集解』における僧亮の感応思想
- 五 『大般涅槃経集解』における僧宗の教判思想
- 第四部 『大乗四論玄義記』の研究
- 一 慧均『大乗四論玄義記』の三種釈義と吉蔵の四種釈義
- 二 『大乗四論玄義記』の研究序説
- 三 『大乗四論玄義記』における前代教学の批判
- 第五部 その他
- 一 『大乗止観法門』における「本覚」・「不覚」の概念
- 二 三経義疏の真偽問題について
