目次
福祉国家再編の政治学的分析 オーストラリアを事例として
- 加藤 雅俊(著)
- 序 今なぜ福祉国家論か?
- 第一章 転換期の福祉国家分析に向けて
- 第一節 福祉国家論における二つの理論的課題
- 第二節 福祉国家論の現状と課題
- 第三節 構成・戦略論的アプローチの概要
- 第四節 結論
- 第二章 政治経済システムとしての福祉国家の再編
- 第一節 福祉国家とは何か
- 第二節 「ケインズ主義的福祉国家」の諸特徴
- 第三節 二つの変容圧力
- 第四節 「競争志向の福祉国家」の諸特徴
- 第五節 結論
- 第三章 福祉国家の多様性・再考
- 第一節 福祉国家レジーム論再訪
- 第二節 福祉国家類型論の現状と課題
- 第三節 調整メカニズムの四つの理念型
- 第四節 「ケインズ主義」段階における四類型から「競争志向」段階における二類型へ
- 第五節 結論
- 第四章 福祉国家再編分析におけるアイデア・利益・制度
- 第一節 既存の理論枠組の意義と限界
- 第二節 制度変化の政治学的分析に向けて
- 第五章 経験分析への適用
- 第一節 事例としてのオーストラリア
- 第二節 賃金稼得者モデルの論理と諸基盤
- 第三節 ホーク・キーティング労働党政権による再編の試み
- 第四節 ハワード連立政権による改革の試み
- 第五節 分析1 オーストラリアにおける再編の諸特徴
- 第六節 分析2 オーストラリアにおける再編をもたらした諸要因
- 第七節 結論
- 補説 ニュージーランドとの比較
- 第六章 結論
- 第一節 議論の要約と残された課題
- 第二節 現代政治学における構成・戦略論的アプローチの可能性
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