序章ユートピアの終焉と政治思想の未来
- エピローグ？
- 第一幕「史劇」あるいは論文風に
- 第二幕「喜劇」あるいはファルス風に
- 第三幕「悲劇」あるいは予言者風に
- 第四幕「ロマンス劇」あるいはアイロニーとして
- プロローグ？
第一部ルネサンス・ユートピアの諸相
第１章『ユートピア』のユートピア性
- はじめに
- 一ヒューマニストの論理−レトリシャンとしてのヒューマニスト
- 二ヒューマニストの政治思想−道化としてのヒューマニスト
- 三ユートピアの政治思想−快楽主義者としてのユートピア人
第２章『ユートピア』と『法律』
- はじめに
- 一『法律』との類似点
- 二レトリシャンとしてのモア
第３章死と政治
第４章ユートピアと「新世界」
- はじめに
- 一コロンブスの「新世界」発見
- 二アメリゴ・ヴェスプッチの「新世界」の記述
- 三「新世界」の政治と『ユートピア』
- おわりに
第５章『ニュー・アトランティス』とルネサンス・ユートピア
- はじめに
- 一「ルネサンス・ユートピア」定義の試み
- 二『ニュー・アトランティス』の特徴
- おわりに
第６章メティスの知
- はじめに
- 一ベイコンの憲政思想
- 二『随想集』各版の比較と顧問官の思想
- おわりに
第７章『テンペスト』あるいは操縦者の不安
- はじめに
- 一魔術師プロスペロー
- 二野蛮人キャリバン
- 三魔術の放棄
- おわりに
第８章科学と政治
- はじめに
- 一魔術と科学と政治
- 二ベイコン主義者ハートリブのユートピア
- おわりに
第９章ベイコンとヴィーコ
- 一ヴィーコの「四大著述家」
- 二ベイコンの「詩学」
- 三ヴィーコの「詩学」
- おわりに
第二部政治思想と現代のユートピア
第１０章レトリックとしての政治思想史
- はじめに
- 一「言語論的転換」とレトリック
- 二レトリックとしての政治思想史
- 三私自身の『ユートピア』解釈
第１１章政治概念の歴史的展開としてのユートピア
- はじめに
- 一古代のユートピア
- 二中世のユートピア
- 三近代のユートピア
- 四現代のユートピア
- おわりに
第１２章未完としてのユートピア民主主義
- はじめに
- 一実現されたユートピア？
- 二ユートピアと民主主義
- 三ユートピア民主主義
- おわりに
第１３章ユートピアの終焉？
- はじめに
- 一ユートピアの定義の必要性
- 二ユートピアの歴史的変化
- 三定義の試行
- おわりに
第１４章ポストモダンとユートピア
- はじめに
- 一「ユートピア」の実現としてのソ連
- 二現代ユートピアの諸相
- おわりに
第１５章ユートピアニズムとコミュニタリアニズム
- 一はじめに
- 二『ユートピア』と共通善
- 三実践としてのユートピア
- おわりに