序章日本の近代化とオランダ
- 一本書の目的
- 二先行研究
- 三本書の構成
第一章ペリー来航前の日蘭交渉
- はじめに
- 第一節慎重なオランダの対日方針
- 第二節ドンケル＝クルチウス来日と幕府の反応
- 第三節「条約草案」「説明書」「商館長書翰」の比較
- おわりに
第二章ペリー来航をめぐる日蘭関係
- はじめに
- 第一節ペリー来航情報とドンケル＝クルチウス
- 第二節江戸における森山の動向
- 第三節長崎帰還後の森山の動向
- 第四節日米和親条約の交渉
- おわりに
第三章ロシア使節プチャーチンの長崎来航と物資供給
- はじめに
- 第一節レザノフ滞在時における物資供給
- 第二節プチャーチン滞在時における物資供給
- 第三節物資供給から生じた問題
- おわりに
第四章長崎における石炭供給とクリミア戦争
- はじめに
- 第一節ペリー来航直後の石炭供給
- 第二節クリミア戦争と石炭供給
- 第三節オランダ軍艦ヘデー号来航以後
- おわりに
第五章日英約定の締結
- はじめに
- 第一節イギリス海軍提督スターリングの長崎来航
- 第二節日英約定関連文書の概要
- 第三節日英約定草案の比較
- おわりに
第六章日英約定の批准
- はじめに
- 第一節日英約定批准書の交換
- 第二節日英約定批准書の内容
- 第三節日英約定副章
- おわりに
第七章日蘭和親条約の締結
- はじめに
- 第一節日蘭仮条約締結までの経緯
- 第二節日蘭条約草案と長崎港湾規定
- 第三節日蘭仮条約
- 第四節日蘭和親条約
- おわりに
終章ペリー来航後の日本の変容
- 一「条約」の受容
- 二「開国」へ向けて