目次
アイヌと松前の政治文化論 境界と民族 (歴史科学叢書)
- 菊池 勇夫(著)
- 序論 北方史からみた「日本」
- 第一節 問われる日本史・日本文化
- 第二節 松前は日本ではない
- 第三節 日本国と蝦夷
- 第四節 異域から内国へ
- Ⅰ 境界と境界意識
- 第一章 北方史の展開と境界権力
- 第一節 北方史について
- 第二節 日本史における「蝦夷」問題
- 第三節 境界権力と奥羽社会
- 第四節 アイヌ民族史と北方世界
- 第二章 境界と民族
- 第一節 日本国の境界
- 第二節 国境観の変容
- 第三節 民族(エトノス)の境界
- 第四節 「夷人」
- 第五節 「異人」
- 第三章 海防と北方問題
- 第一節 「北門鎖鑰」「北進日本」史観
- 第二節 寛政の蝦夷騒動
- 第三節 蝦夷地内国観の登場
- 第四節 幕府の蝦夷地直轄
- 第五節 蝦夷地勤番
- 第六節 幕末期への展望
- 第四章 近世日本からみた千島列島史
- 第一節 「蝦夷が千島」から「千島」へ
- 第二節 クルミセ・ラッコ島・東海諸島
- 第三節 ラッコ島=ウルップ島観の登場
- 第四節 東蝦夷諸島・チュプカ(千島)
- Ⅱ 近世日本人の対アイヌ意識
- 第五章 「和人」という関係意識
- 第一節 「和人」の北方史への登場
- 第二節 近世社会における「和人」
- 第三節 蝦夷地内国化と「和人」
- 第六章 「酋長」使用の歴史
- 第一節 「酋長」使用の現在
- 第二節 近世日本の酋長使用
- 第三節 東アジアの酋長使用
- 第四節 日本古代・中世の酋長使用
- 第五節 酋長と首長
- 第六節 酋長の近代
- 第七章 松前広長『夷酋列像附録』の歴史認識
- 第一節 『夷酋列像附録』の成り立ち
- 第二節 「夷賊」征討の歴史
- 第三節 「毛夷国」観と「渡党」認識
- 第四節 義経蝦夷渡り説の摂取
- 第五節 「建国」の始祖武田信広
- 第六節 「夷酋」像にこめられた潜在力
- 第八章 固有文化と馴致する権力
- 第一節 内なる民の起点
- 第二節 徳化・教導の論理
- 第三節 馴致と抵抗
- 第四節 近代国家の同化圧力と「救済・保護」
- 第九章 持ち込まれる「日本」の神仏
- 第一節 蝦夷(アイヌ)に対峙する神仏
- 第二節 漁業神の展開
- 第三節 伊勢(神明)信仰と伊勢参詣
- 第四節 蝦夷地内国化と寺社の創建
- 第十章 華夷意識に関してのいくつかの考察
- 第一節 「赤人」(あかひと)について
- 第二節 同化=解放論のゆくえ
- 第三節 琉球風俗と左衽
- 第四節 「華夷」思想を越える
- Ⅲ 近世アイヌの実態
- 第十一章 アイヌの御目見(ウイマム)儀礼
- 第一節 『松前屛風』に描かれたアイヌ
- 第二節 文献史料にみる丸小屋逗留と御目見
- 第三節 『蝦夷国風図絵』にみるアイヌの藩主謁見
- 第十二章 丸小屋と移動する人々
- 第一節 丸小屋の呼称
- 第二節 絵や文にみえる丸小屋
- 第三節 丸小屋の構造と用途
- 第四節 もう一つの仮小屋
- 第十三章 石焼鯨について
- 第一節 「名物」としての石焼鯨
- 第二節 「商物」としての石焼鯨
- 第十四章 鷲羽と北方交易
- 第一節 鷲猟
- 第二節 飼鷲
- 第三節 軽物としての鷲羽
- 第四節 千島・山丹交易と鷲羽
- 第十五章 文化年間のラショア人渡来
- 第一節 ラショア人のエトロフ渡来
- 第二節 ラショア人をめぐる千島世界
- 第三節 蝦夷地幕領化とラショア人
- 第十六章 庖瘡流行とアイヌ社会
- 第一節 アイヌ社会の人口減少
- 第二節 各場所における庖瘡流行
- 第三節 庖瘡流行への処し方
- 第四節 庖瘡流行の背景
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