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目次

  • 序説
    • 1 「今に生きる過去」としてのレッド・パージ
    • 2 レッド・パージ研究の簡潔なレビュー
    • 3 本書を構成する三つのテーマ
    • 4 本書の構成
  • 第Ⅰ部 戦後史の汚点レッド・パージ
  • 一 レッド・パージ(Red Purge)とは
    • 1 「レッド・パージ」という用語
    • 2 占領下におけるもう一つのパージ−所謂「ホワイト・パージ」
    • 3 レッド・パージの概要
    • 4 第一次レッド・パージの概要
    • 5 第二次レッド・パージの概要
    • 6 レッド・パージで何名が追放されたのか
  • 二 レッド・パージが残した四つの「負の遺産」
    • 1 多数の犠牲者に与えた深刻で継続的な被害
    • 2 反共主義的意識の培養・再編・強化
    • 3 労働運動の変質と弱体化
    • 4 憲法体制から安保体制への「転轍手」
    • 小括
  • 三 戦後史の汚点レッド・パージ
    • 1 《人間のしるし》としての「思想・良心の自由」
    • 2 「思想・良心の自由」とレッド・パージ
    • 3 戦後史の汚点・レッド・パージ
  • 第Ⅱ部 治安維持法体制の解体とレッド・パージ推進体制の形成
  • 一 「治安維持法」と「レッド・パージ」と吉田茂
    • 1 三木清の死が意味するもの
    • 2 治安維持法体制の解体過程−断絶と連続
    • 3 吉田茂の戦前と戦後−「国体」主義と反共主義の連続性
  • 二 レッド・パージ推進体制の確立(その1)−GHQのレッド・パージ政策
    • 1 GHQの共産党対策の変化
    • 2 アメリカにおける“マッカーシズム”=「赤狩り」政策の台頭
    • 3 アメリカの占領政策の転換と「経済九原則」
    • 4 CIEの反共教育政策の展開とレッド・パージ
    • 5 “今は一九四九年なのだ、一九四五年ではない”
  • 三 レッド・パージ推進体制の確立(その2)−吉田内閣の反共攻勢とレッド・パージ
    • 1 吉田内閣の反共構想
    • 2 占領下治安体制の「主翼群」の形成−「団体等規正令」の公布
    • 3 レッド・パージの閣議決定へ
    • 4 吉田首相の描いた「逆コースの青写真」
  • 第Ⅲ部 「レッド・パージをめぐる神話」の解体
  • 一 占領下におけるSCAPの命令・指示
  • 二 レッド・パージをめぐる「一つの神話」の検証(その1)−マッカーサー書簡は報道機関および民間産業等のレッド・パージを指示したか
    • 1 最高裁の判例
    • 2 マッカーサー書簡を解釈する基本的立場の問題点
    • 3 マッカーサー書簡をどう読み取るべきか
    • 4 マッカーサー書簡とレッド・パージの関係に関するネピアの見解
  • 三 レッド・パージをめぐる「一つの神話」の検証(その2)−最高裁に対する「解釈指示」は存在したのか
    • 1 レッド・パージ裁判における「解釈指示」の位置と問題点
    • 2 GHQ文書による「解釈指示」の検証
    • 3 「解釈指示」の実相
    • 4 「田中コート」と「解釈指示」
  • 四 レッド・パージをめぐる「一つの神話」の検証(その3)−一九五〇年の報道機関、重要産業のレッド・パージはGHQの指示によるのか
    • 1 「ネピア・メモ」が語るもの
    • 2 報道機関経営者にたいする「ネピア談話」を検証する
    • 3 民間重要産業労使に対する「エーミス談話」を検証する
    • 4 GHQは、なぜレッド・パージ実施の指令・指示をださなかったか
  • 五 レッド・パージをめぐる「もう一つの事実」−日本側の能動性・積極性
    • 1 レッド・パージとGHQおよび日本政府
    • 2 レッド・パージ計画は“メイド・イン・ジャパン”
    • 3 吉田首相のレッド・パージ、共産党非合法化構想
  • 第Ⅳ部 レッド・パージに責任を負うべきは誰なのか
  • 一 レッド・パージとGHQ
  • 二 レッド・パージと日本政府・企業経営者
    • 1 レッド・パージに対する日本政府の対応−積極的協働者としての日本政府
    • 2 レッド・パージと企業経営者
  • 三 裁判所、労働委員会は法的救済機関としての役割を果たしたか
    • 1 最高裁判所の汚点
    • 2 労働委員会
  • 四 労働組合の対応−沈黙と加担
  • 小括−レッド・パージに責任を負うべきは誰か
  • 第Ⅴ部 今なぜレッド・パージを問うのか−むすびにかえて
  • 一 「過去の克服」の歴史的意義
    • 1 歴史と過去を《心に刻む》−ヴァイツゼッカー演説
    • 2 「過去の克服」をめぐる世界の動向−イタリアの事例を中心に
    • 3 カトリック教会の〈謝罪〉
  • 二 レッド・パージ犠牲者の名誉回復の必要性と意義
    • 1 レッド・パージ犠牲者の名誉回復=「復権」の必要性
    • 2 レッド・パージ犠牲者の名誉回復の意味−〈窮境〉から〈希求〉への希望
  • 三 レッド・パージを問うことの今日的意味
    • 1 “過去の問題ではなく現代的な人権課題”
    • 2 「会社監獄」から「ディーセント・ワーク」へ
    • 3 四つの負の遺産の清算