目次
若者のためのまちづくり (岩波ジュニア新書)
- 服部 圭郎(著)
- はじめに−まちはどこへ向かっているのか
- 1 道路は誰のため
- 歩行者や自転車は不便であたりまえ?/スケートボードで快適に走りたいのに/歩いて楽しめる下北沢/コペンハーゲンのストロイエ/クリチバの花通り/ニューヨークのブロードウェイ/旭川市の買物公園
- 2 自転車で自由自在に移動できる
- 自転車が自由に使えない/ママチャリはすばらしい!/アルバーツラントの自転車専用道路網/自転車都市ミュンスター/自動車王国の自転車都市
- 3 鉄道やバス、路面電車で自在に移動する
- 「鉄道王国」にもかかわらず/公共交通は市民の「足」/路面電車は昔の乗り物?/ストラスブールの路面電車/サンノゼのライトレール/富山ライトレール/公共交通の運賃と若者
- 4 自由なレジャー空間はあるか
- 「空き地」という空間/管理されたレジャー空間/ショッピングセンター/ショッピングセンターか公園か/公園を遊び空間に/バスケットボール・コート
- 5 自分の居場所を確保する
- サード・プレイス/高校生のサード・プレイス候補/ビアハウス/シアトルの楽器屋で/公式ではない集まりの場/高校生の東京イメージ地図/きちきちに計画されたまち/勝手にサード・プレイスをつくる/サード・プレイスの社会的効用
- 6 自然と触れあえる
- 川が見えなくなった/大都市の中に復活した流れ/サンアントニオのリバーウォーク/三島市のせせらぎ/川で歴史をつなぐ/自然豊かな都市をつくる
- 7 妖怪がすむ
- 生態系の象徴/大人は妖怪が見えない/生活空間の豊かさを保証するもの/天狗のすむ山にトンネルがくりぬかれた/生物多様性でまちづくり/妖怪よりも車のまちづくりが進む
- 8 不確実性の魅力
- 不確実は悪いこと?/都市計画の発端/都市計画はちゃんとしているか?/予見できること・できないこと/ハーモニカ横丁の魅力/計画されつくしたまち/予見できない魅力
- 9 ゴミをあまり出さない
- 回収されないファベラのゴミ/ゴミをバスのチケットと交換する/「ゴミではないゴミ」プログラム/水俣市と市民のゴミ分別/障害者の社会復帰と連動させる/放射能という「ゴミ」問題
- 10 エネルギーを自前でつくる
- 一〇万年以上保管する必要/危険な原子力を使わない/エネルギー永続地帯/風力発電のまち/太陽光発電のまち/再生可能エネルギー電力五〇%のフライブルク/バイオマス主力のシュタインフルト地方/日本の豊かなエネルギー資源
- 11 好きなもの・ほしいものを探せる
- 東京に買い物に行く/地域特化の経済/大学生の買い物行動/商店街、スーパーマーケット、ショッピングセンター/喫茶店、本屋、CDショップ/おでん屋さんを知っていますか?/市場の魅力
- 12 若者の可能性を発揮させる
- まちは舞台だ/「フォークゲリラ」からストリートパフォーマンスへ/祭りで踊る/店を出す/イーストビレッジと下北沢/カフェを運営する大学生たち/フリーマーケット
- おわりに
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