目次
イギリス都市の祝祭の人類学 アフロ・カリブ系の歴史・社会・文化
- 木村 葉子(著)
- 序章 本書における問題の所在
- 第1節 本書の目的と意義
- 第2節 先行研究の概観と本書の論点
- 第3節 本書の調査・方法・構成
- 第1章 都市の祝祭ノッティングヒル・カーニバルの歴史的背景
- 第1節 ノッティングヒル・カーニバルのはじまり
- 第2節 ルーツとしてのトリニダード・カーニバル
- 第3節 イギリス最初のカリビアン・カーニバル
- 第4節 カーニバルの舞台、ノッティングヒルの歴史
- 第5節 「都市の故郷」ノッティングヒル
- 第2章 イギリス都市の祝祭の全体構造
- 第1節 ノッティングヒル・カーニバルの全体実行組織の変遷
- 第2節 現代のノッティングヒル・カーニバルにおける行政組織の関与
- 第3節 現代のノッティングヒル・カーニバルの行事とプロセス
- 第4節 全体実行組織のリーダーのライフヒストリー
- 第5節 ノッティングヒル・カーニバルの存続と発展の要因
- 第3章 仮装パレードを構成する祝祭集団マスバンド
- 第1節 マスバンドの6つの類型化
- 第2節 マスバンドの中心性の分析
- 第3節 マスバンドの空間的分析
- 第4節 著名なコスチューム・デザイナーのライフヒストリー
- 第5節 都市の祝祭集団マスバンド
- 第4章 都市の祝祭におけるボランタリー・アソシエーション
- 第1節 ヤア・アサンテワ・カーニバル・グループの組織
- 第2節 ヤア・アサンテワ・カーニバル・グループの構成員のエスニシティ
- 第3節 ノスタルジア・カーニバルクラブの歴史
- 第4節 ノスタルジア・カーニバルクラブの構成員のエスニシティ
- 第5節 ボランタリー・アソシエーションの三層構造化
- 第5章 トリニダードの国民楽器スティールパンのイギリスでの展開
- 第1節 アフリカ起源の楽器スティールパン
- 第2節 イギリスにおけるスティールパンの受容とスティールバンドの歴史
- 第3節 イギリスにおけるスティールバンドの4つの類型化
- 第4節 ノッティングヒル・カーニバルにおけるスティールバンドの展開
- 第5節 スティールバンド発展に貢献したリーダーのライフヒストリー
- 第6節 トリニダードの国民楽器スティールパンをめぐる都市人類学
- 第6章 トリニダードの諷刺歌謡カリプソのイギリスでの展開
- 第1節 アフリカ起源の歌謡カリプソ
- 第2節 イギリスにおけるカリプソの受容と展開
- 第3節 イギリスのカリプソニアンのエスニシティと歌謡形態
- 第4節 カリプソの発展に貢献したリーダーのライフヒストリー
- 第5節 トリニダードの諷刺歌謡カリプソをめぐる都市人類学
- 第7章 諷刺歌謡カリプソの歌詞から読み解くアフロ・カリブ系の歴史
- 第1節 イギリスのエスニック・マイノリティ
- 第2節 「ウインドラッシュ号でやってきた」
- 第3節 「13人が死んだのに何も語られなかった」
- 第4節 「ひとつの法律」
- 第5節 イギリスにおけるアフロ・カリブ系の歴史
- 第8章 諷刺歌謡カリプソの歌詞から読み解く「奴隷制」
- 第1節 カリプソの歌詞から読み解く奴隷貿易禁止法成立
- 第2節 カリプソの歌詞から読み解く近代の「奴隷制」
- 第3節 カリプソの歌詞から読み解く現代社会における「奴隷制」
- 第4節 カリプソの歌詞から読み解く被差別者の意識
- 第5節 現代イギリスのカリプソの歌詞がつたえる「奴隷制」
- 第9章 都市の祝祭の仮装芸術が語る「奴隷制」
- 第1節 奴隷貿易禁止法成立200周年の記念行事と特別企画
- 第2節 奴隷貿易禁止法成立200周年の仮装パレード
- 第3節 奴隷貿易禁止法成立200周年の仮装芸術の事例
- 第4節 ノッティングヒル・カーニバルの仮装芸術が象徴する「奴隷制」
- 第10章 都市の祝祭の仮装芸術が語る「アフリカ」
- 第1節 ノッティングヒル・カーニバルにおける仮装パレードのテーマ
- 第2節 カール・ガブリエルの「トライバル・アーツ(部族芸術)」
- 第3節 現代の仮装芸術の事例からみる「アフリカ」
- 第4節 ノッティングヒル・カーニバルの仮装芸術に象徴される「アフリカ」
- 終章 ノッティングヒル・カーニバルの都市人類学
- 第1節 イギリス都市の祝祭からみるアフロ・カリブ系の歴史
- 第2節 イギリス都市の祝祭からみるアフロ・カリブ系の社会
- 第3節 イギリス都市の祝祭からみるアフロ・カリブ系の文化
- 第4節 今後の課題
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