序章都市化と日本経済
- １．はじめに
- ２．産業革命後の日本経済と大衆化
- ３．戦時と戦後−都市の大衆社会から大衆消費社会へ−
- ４．都市史研究と経済史
- ５．本書の構成
第１部「大東京」の市場と公共性
第１章両大戦間期の都市経済史
- １．はじめに−大都市の時代−
- ２．大正モダンの時代と新しい都市
- ３．「大東京」の都市問題
- ４．おわりに
第２章建築市場からみた「大東京」の形成
- １．はじめに
- ２．東京市の建築市場
- ３．建築供給と建築需要
- ４．おわりに
第３章都市化と中小商業者問題
- １．はじめに
- ２．都市化と生活空間の拡大
- ３．小売業者の開業・廃業
- ４．おわりに
第４章「大東京」の商工行政
- １．はじめに
- ２．商工行政組織の拡大
- ３．１９２０年代の商工行政−成立と迷走−
- ４．１９３０年代の商工行政−産業部・産業局時代−
- ５．おわりに
第５章小売市場・マーケットの展開
- １．はじめに
- ２．東京の市場・マーケット
- ３．協会市場の公益性
- ４．民間の市場・マーケットの増加と規制
- ５．おわりに
第２部戦時期から高度成長期の大都市流通
第６章戦時経済と配給統制
- １．はじめに
- ２．戦時体制下の中小商工業者
- ３．配給制の展開
- ４．米穀商の企業合同
- ５．配給体制の実態−神田区錦町支所の事例−
- ６．おわりに
第７章１９５０年代の商業復興と高度成長
- １．はじめに
- ２．中小商工業対策から中小企業対策へ
- ３．勤労者と業主層
- ４．経済首都の形成
- ５．おわりに
第８章１９６０年代の高度成長の展開と流通投資
- １．はじめに
- ２．高度成長展開期の流通政策、都市計画
- ３．流通投資の増加
- ４．卸売部門の建設投資と近代化
- ５．小売業の設備投資
- ６．おわりに
終章
- １．はじめに
- ２．地理的都市化の時代の都市経済と市場
- ３．社会的都市化の時代の都市経済と流通
- ４．おわりに−都市化の貫戦論−
- 付記