目次
泉鏡花 転成する物語
- 秋山 稔（著）
- 序論 転成する物語
- 第一章 泉鏡花の出発
- 『冠彌左衛門』考
- 『貧民倶楽部』と慈善の時代
- 明治二十七年の鏡花・忍月・悠々
- 『乱菊』の成立
- 『乱菊』本文考
- 『秘妾伝』の成立
- 『義血俠血』の背景
- 『取舵』考
- 第二章 豊饒な物語をめざして
- 『照葉狂言』懐旧と離郷
- 『勝手口』試論
- 『七本桜』本文考
- 〈越中もの〉の素材
- 『黒百合』の生成
- 『風流線』の一考察
- 『湖のほとり』から『風流線』へ
- 第三章 自然主義への抗い
- 自然主義と鏡花
- 『無憂樹』の語りとイメージ
- 『春昼』『春昼後刻』における夢
- 第四章 招魂へ向かう文学
- 『桜心中』の素材とモチーフ
- 『夫人利生記』の周辺
- 『夫人利生記』の成立
- 〈目細てると子どもたち〉の物語
- 『縷紅新草』招魂の機構
- 結論 紅葉門下における〈転成〉
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