序論
- 第一節問題設定と研究方法
- 第二節各章における問題設定と研究方法
第一章ｃｏｎｆｅｓｓｉｏ
- はじめに
- 第一節内なる告白と外なる告白
- 第二節内なる告白の二重構造：ｃｏｎｆｅｓｓｉｏｐｅｃｃａｔｉとｃｏｎｆｅｓｓｉｏｌａｕｄｉｓ
- 第三節二つなる一つの内なる告白：ａｄｔｅの存在形成運動
- おわりに：神探究と人間存在の可変的構造
第二章第一巻一章一節におけるｌａｕｄａｒｅ−ｌａｕｄａｒｅを課題とするａｄｔｅ−
- はじめに
- 第一節ｌａｕｄａｒｅに至る全過程とｌａｕｄａｒｅの位置づけ
- 第二節ｌａｕｄａｒｅの二つの前提
- 第三節神探究の構造と人間存在の可変的構造
- おわりに
第三章ａｂｓｔｅ（ａｔｅ）とａｄｔｅ−不安な心によってより堅実になるａｄｔｅ−
- はじめに
- 第一節『告白録』におけるａｂｓｔｅ（ａｔｅ）の用例分析
- 第二節『告白録』におけるａｄｔｅの用例分析
- 第三節神探究の構造と人間存在の可変的構造
- おわりに
第四章第一〇巻における記憶探究と欲の探究−内なる自己への還帰と神への上昇としてのａｄｔｅ１−
- はじめに
- 第一節神認識と自己浄化への願望
- 第二節記憶探究
- 第三節欲の探究
- 第四節神探究の構造と人間存在の可変的構造
- おわりに
第五章第一一巻二九章三九節におけるｄｉｓｔｅｎｔｉｏ、ｉｎｔｅｎｔｉｏ、ｅｘｔｅｎｔｕｓ−内なる自己への還帰と神への上昇としてのａｄｔｅ２−
- はじめに
- 第一節ｄｉｓｔｅｎｔｉｏ：第三三節のｄｉｓｔｅｎｔｉｏと第三九節のｄｉｓｔｅｎｔｉｏ
- 第二節ｉｎｔｅｎｔｉｏ：ａｄｃｏｒ
- 第三節ｅｘｔｅｎｔｕｓ：オスティアでの神秘体験
- 第四節神探究の構造：ｄｉｓｔｅｎｔｉｏ、ｉｎｔｅｎｔｉｏ、ｅｘｔｅｎｔｕｓの関係を通して
- 第五節人間存在の可変的構造
- おわりに
第六章第一二、一三巻における「天の天」、「無形相的質料」、「霊的被造物の始原」−始原におけるａｄｔｅ−
- はじめに
- 第一節第一二巻における「天の天」
- 第二節第一二巻における「無形相的質料」
- 第三節第一三巻における「霊的被造物の始原」
- 第四節始原におけるａｄｔｅの存在形成運動
- 第五節人間存在の可変的構造とａｄｔｅの存在形成運動との関係
- おわりに
第七章実存的ａｂｙｓｓｕｓ−人間の実存におけるａｄｔｅ−
- はじめに
- 第一節形而上学的ａｂｙｓｓｕｓと実存的ａｂｙｓｓｕｓ
- 第二節可変性と実存的ａｂｙｓｓｕｓ
- 第三節聖書解釈と実存的ａｂｙｓｓｕｓのａｄｔｅの存在形成運動の課題
- おわりに
結論