目次
- 序章 本書の問題意識と貢献
- 1.本書の問題意識と研究対象
- 2.本書の研究方法と貢献
- 3.本書の構成
- 第Ⅰ部 社会価値的側面からの統合ダイナミクス
- 第1章 CSR情報開示規範の役割とコーポレート・ガバナンス
- 1.はじめに
- 2.CSR情報開示を巡る国内外の動向
- 3.CSR情報開示の社会的役割
- 4.CSR情報開示とコーポレート・ガバナンス
- 5.CSR情報開示を巡るハードローとソフトローの射程
- 6.おわりに
- 第2章 CSR規範形成過程におけるNPOの機能
- 1.はじめに
- 2.CSRの経済的誘因と採算性
- 3.CSRの誘因を拡張する新たなスキームの可能性
- 4.NPOと企業におけるゲーム的相互作用の考察
- 5.CSR規範形成過程におけるNPOの機能と課題
- 6.おわりに
- 第3章 非政府組織関与による国際開示規範形成の促進
- 1.はじめに
- 2.国際規範形成とNGOによる「規範のカスケード」
- 3.国際開示規範の構築に向けた考察
- 4.おわりに
- 第Ⅱ部 投資価値的側面からの統合ダイナミクス
- 第4章 統合報告の論理とIR・制度開示との関係性
- 1.はじめに
- 2.事業報告の拡充と国連投資原則
- 3.統合報告の理論的基礎
- 4.重要性概念と開示形態、IRとの関連性
- 5.わが国における財務報告制度の現状と課題
- 6.おわりに
- 第5章 イノベーションを描写する動態的な統合報告
- 1.はじめに
- 2.PBR1倍割れを巡る諸要因の観察
- 3.「負のインタンジブルズ」による目標仮説の設定
- 4.「負のインタンジブルズ」概念の実相
- 5.経営革新と開示の同期発火による改善
- 6.おわりに
- 第Ⅲ部 統合報告書の信頼性と監査・保証業務等
- 第6章 ESG情報の報告形態と監査・保証
- 1.はじめに
- 2.独立した報告書で開示される場合
- 3.財務報告の一環で開示される場合
- 4.制度開示された統合報告書への監査・保証
- 5.おわりに
- 第7章 任意開示された統合報告書への信頼性付与
- 1.はじめに
- 2.信頼性付与を巡る2つのアプローチ
- 3.戦略関連情報等の保証ニーズを考える
- 4.非財務情報開示の信頼性確保に向けて
- 5.おわりに
- 第Ⅲ部補章 経営者不正に備えた制度インフラ
- 補章1 不正リスク対応基準と監査人の職業的懐疑心
- 1.はじめに
- 2.リスク・アプローチにおける経営者不正への対応
- 3.職業的懐疑心に関する国内外の議論
- 4.反証的アプローチの有効性と訴訟上の意義
- 5.おわりに
- 補章2 銀行監督と会計士業務の連携強化
- 1.はじめに
- 2.金融危機後の制度改革に向けた動き
- 3.金融検査業務と監査・保証業務との異同
- 4.わが国における銀行監督と外部監査の連携強化等
- 5.おわりに
- 終章 総括と今後の課題
- 1.本書の総括
- 2.今後の課題
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