目次
グリーン成長は可能か? 経済成長と環境対策の制度・進化経済分析
- 大熊 一寛(著)
- 序章 問題認識とアプローチ
- 1 経済と環境の関係の歴史的な変化
- 2 制度と進化の経済学からのアプローチ
- 第Ⅰ部 理論分析
- 第1章 社会経済システムを経済・人間・自然環境の再生産として理解する
- 1 経済・人間・自然環境の三つの再生産の概念
- 2 三つの再生産に基づく生産システムの定式化
- 3 環境対策とその費用の概念
- 4 環境対策費用の定式化
- 第2章 制度的調整と成長レジーム
- 1 6番目の制度形態としての「経済・環境関係」
- 2 制度的調整の動態
- 3 危機と制度階層性の下での制度変化
- 4 成長レジームとの関係
- 第3章 環境経済分析のためのカレツキアン・モデル
- 1 環境対策費用と地代を組み込んだ基本モデル
- 2 資源輸入国のモデル
- 3 動学的な効果に関する分析
- 4 長期的関係についての考察
- 第Ⅱ部 日本における長期的変化
- 第4章 環境関係費用による分析
- 1 環境関係費用の長期推計
- 2 時期ごとの経済・環境関係の特徴
- 第5章 環境対策の経済効果の計量分析
- 1 モデルの調整及び係数の推定
- 2 期間ごとの分析
- 3 今後の環境対策の効果についての考察
- 第6章 経済と環境の関係の長期的変化の解釈
- 1 1960年代から1970年頃まで
- 2 1970年頃から1980年代前半まで
- 3 1980年代前半から1990年頃まで
- 4 1990年代から2008年頃まで
- 5 2008年頃以降
- 6 長期的な変化
- 終章 未来への展望
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