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目次

はじめての百人一首

はじめての百人一首

  • 吉海 直人(監修)
  • はじめに
  • もくじ
  • この本の使い方
  • インタビューで知る百人一首の魅力(1) まんが家 末次由紀先生
  • インタビューで知る百人一首の魅力(2) 競技かるたクイーン 坪田翼選手
  • 百人一首の成り立ち
  • 1章 どきどきキュンキュン 恋する心
    • あしひきの 山鳥の尾の 垂り尾の 長々し夜を 独りかも寝む 柿本人丸
    • みちのくの しのぶもぢずり 誰ゆゑに 乱れ初めにし 我ならなくに 河原左大臣
    • 侘びぬれば 今はた同じ 難波なる みをつくしても 逢はむとぞ思ふ 元良親王
    • 忍ぶれど 色に出でにけり 我が恋は 物や思ふと 人の問ふまで 平兼盛
    • 恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひ初めしか 壬生忠見
    • 逢ひ見ての 後の心に 比ぶれば 昔は物を 思はざりけり 中納言敦忠
    • 君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな 藤原義孝
    • 明けぬれば 暮るるものとは 知りながら なほ恨めしき 朝ぼらけかな 藤原道信朝臣
    • 忘れじの 行末までは かたければ 今日を限りの 命ともがな 儀同三司母
    • 夜をこめて 鳥の空音は はかるとも よに逢坂の 関は許さじ 清少納言
    • 瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ 崇徳院
    • 長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は 物をこそ思へ 待賢門院堀河
    • 玉の緒よ 絶えなば絶えね 長らへば 忍ぶることの 弱りもぞする 式子内親王
    • もっと知りたい! 百人一首によまれた「歌枕」
  • 2章 いじいじくよくよ うらみます
    • 難波潟 短き葦の ふしの間も 逢はでこの世を 過ぐしてよとや 伊勢
    • 今来むと 言ひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな 素性法師
    • 有明の つれなく見えし 別れより 暁ばかり 憂き物は無し 壬生忠岑
    • 忘らるる 身をば思はず 誓ひてし 人の命の 惜しくもあるかな 右近
    • 契りきな かたみに袖を しぼりつつ 末の松山 波越さじとは 清原元輔
    • 逢ふ事の たえてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし 中納言朝忠
    • あはれとも 言ふべき人は 思ほえで 身のいたづらに なりぬべきかな 謙徳公
    • 風をいたみ 岩打つ波の おのれのみ 砕けて物を 思ふころかな 源重之
    • 有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする 大弐三位
    • やすらはで 寝なましものを さ夜更けて かたぶくまでの 月を見しかな 赤染衛門
    • 恨みわび 干さぬ袖だに あるものを 恋に朽ちなむ 名こそ惜しけれ 相模
    • 音に聞く 高師の浜の あだ波は かけじや袖の 濡れもこそすれ 祐子内親王家紀伊
    • 契りおきし させもが露を 命にて あはれ今年の 秋もいぬめり 藤原基俊
    • 思ひわび さても命は あるものを 憂きに堪へぬは 涙なりけり 道因法師
    • 夜もすがら 物思ふころは 明けやらで 閏のひまさへ つれなかりけり 俊恵法師
    • 見せばやな 雄島の海人の 袖だにも 濡れにぞ濡れし 色は変はらず 殷富門院大輔
    • 来ぬ人を まつほの浦の 夕凪に 焼くや藻塩の 身も焦がれつつ 権中納言定家
    • もっと知りたい! 和歌の表現をゆたかにする技法1
  • 3章 しくしくポロポロ 切ない片想い
    • 筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋ぞ積もりて 淵となりぬる 陽成院
    • 住の江の 岸に寄る波 よるさへや 夢の通ひ路 人目よくらむ 藤原敏行朝臣
    • 名にし負はば 逢坂山の さねかづら 人に知られで くるよしもがな 三条右大臣
    • みかの原 わきて流るる 泉川 いつ見きとてか 恋しかるらむ 中納言兼輔
    • 浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど 余りてなどか 人の恋しき 参議等
    • 由良のとを 渡る舟人 かぢを絶え 行方も知らぬ 恋の道かな 曾禰好忠
    • 御垣守 衛士のたく火の 夜は燃え 昼は消えつつ 物をこそ思へ 大中臣能宣朝臣
    • かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを 藤原実方朝臣
    • 嘆きつつ 独り寝る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る 右大将道綱母
    • あらざらむ この世のほかの 思ひ出に 今一度の 逢ふこともがな 和泉式部
    • 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな 左京大夫道雅
    • 憂かりける 人をはつせの 山おろしよ 激しかれとは 祈らぬものを 源俊頼朝臣
    • 嘆けとて 月やは物を 思はする かこち顔なる 我が涙かな 西行法師
    • 難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ みをつくしてや 恋ひわたるべき 皇嘉門院別当
    • 我が袖は 潮干に見えぬ 沖の石の 人こそ知らね 乾く間もなし 二条院讃岐
    • もっと知りたい! 和歌の表現をゆたかにする技法2
  • 4章 季節の想い
    • 桜ひらひら 春の想い
    • 君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ 光孝天皇
    • 久方の 光のどけき 春の日に 静心なく 花の散るらむ 紀友則
    • 人はいさ 心も知らず 古里は 花ぞ昔の 香ににほひける 紀貫之
    • いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな 伊勢大輔
    • もろともに あはれと思へ 山桜 花よりほかに 知る人もなし 前大僧正行尊
    • 高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ 前中納言匡房
    • 花誘ふ 嵐の庭の 雪ならで ふりゆくものは 我が身なりけり 入道前太政大臣
    • 光きらきら 夏の想い
    • 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山 持統天皇
    • 夏の夜は まだ宵ながら 明けぬるを 雲のいづこに 月宿るらむ 清原深養父
    • ほととぎす 鳴きつる方を ながむれば ただ有明の 月ぞ残れる 後徳大寺左大臣
    • 風そよぐ 楢の小川の 夕暮れは 禊ぞ夏の しるしなりける 正三位家隆
    • 草木そよそよ 秋の想い
    • 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ 天智天皇
    • 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき 猿丸大夫
    • ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 から紅に 水くくるとは 在原業平朝臣
    • 吹くからに 秋の草木の しをるれば むべ山風を あらしと言ふらむ 文屋康秀
    • 月見れば 千々に物こそ 悲しけれ 我が身一つの 秋にはあらねど 大江千里
    • このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに 菅家
    • 小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今一度の みゆき待たなむ 貞信公
    • 心当てに 折らばや折らむ 初霜の 置きまどはせる 白菊の花 凡河内躬恒
    • 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり 春道列樹
    • 白露に 風の吹きしく 秋の野は 貫きとめぬ 玉ぞ散りける 文屋朝康
    • 八重葎 茂れる宿の 寂しきに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師
    • 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり 能因法師
    • 夕されば 門田の稲葉 おとづれて 葦のまろ屋に 秋風ぞ吹く 大納言経信
    • 秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ 左京大夫顕輔
    • 村雨の 露もまだ干ぬ まきの葉に 霧立ち昇る 秋の夕暮れ 寂蓮法師
    • み吉野の 山の秋風 さ夜更けて 古里寒く 衣打つなり 参議雅経
    • 小雪舞い散る 冬の想い
    • 田子の浦に 打ち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ 山辺赤人
    • 鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける 中納言家持
    • 山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば 源宗于朝臣
    • 朝ぼらけ 有明の月と 見るまでに 吉野の里に 降れる白雪 坂上是則
    • 朝ぼらけ 宇治の川霧 絶え絶えに 現れわたる 瀬々の網代木 権中納言定頼
    • 淡路島 通ふ千鳥の 鳴く声に 幾夜寝覚めぬ 須磨の関守 源兼昌
    • もっと知りたい! 歌人おもしろランキング
  • 5章 人生しみじみ つぶやきたい
    • 天の原 振りさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも 安陪仲麿
    • 我が庵は 都のたつみ しかぞ住む 世を宇治山と 人は言ふなり 喜撰法師
    • 花の色は 移りにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせしまに 小野小町
    • これやこの 行くも帰るも 別れては 知るも知らぬも 逢坂の関 蟬丸
    • わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと 人には告げよ 海人の釣舟 参議篁
    • 天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 僧正遍昭
    • 立ち別れ いなばの山の 峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む 中納言行平
    • 誰をかも 知る人にせむ 高砂の 松も昔の 友ならなくに 藤原興風
    • 滝の音は 絶えて久しく なりぬれど 名こそ流れて なほ聞こえけれ 大納言公任
    • めぐり逢ひて 見しやそれとも 分かぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かな 紫式部
    • 大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立 小式部内侍
    • 春の夜の 夢ばかりなる 手枕に かひなく立たむ 名こそ惜しけれ 周防内侍
    • 心にも あらで憂き世に 長らへば 恋しかるべき 夜半の月かな 三条院
    • 寂しさに 宿を立ち出でて ながむれば いづこも同じ 秋の夕暮れ 良暹法師
    • わたの原 漕ぎ出でて見れば 久方の 雲居にまがふ 沖つ白波 法性寺入道前関白太政大臣
    • 世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る 山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる 皇太后宮大夫俊成
    • 長らへば またこのごろや しのばれむ 憂しと見し世ぞ 今は恋しき 藤原清輔朝臣
    • きりぎりす 鳴くや霜夜の さむしろに 衣片敷き 独りかも寝む 後京極摂政前太政大臣
    • 世の中は 常にもがもな 渚漕ぐ 海人の小舟の 綱手かなしも 鎌倉右大臣
    • おほけなく 憂き世の民に おほふかな 我が立つ杣に 墨染の袖 前大僧正慈円
    • 人もをし 人も恨めし あぢきなく 世を思ふゆゑに 物思ふ身は 後鳥羽院
    • ももしきや 古き軒端の 忍ぶにも なほ余りある 昔なりけり 順徳院
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