目次
農業経済学講義
- 山崎 亮一(著)
- 第1章 スミスと労働価値説
- 経済学と農業経済学
- 重商主義批判としての『国富論』
- 生産力発展における分業の意義
- 労働価値説と経済原則
- 労働価値説の人間観と労働犠牲説
- 剰余価値と疎外された労働
- 第2章 リカード差額地代論
- 農業経済学で地代論は重要
- スミスの構成価値論
- リカードの分配理論
- リカード差額地代論における1つの前提条件
- 農産物価格の形成
- 差額地代の形成
- 差額地代に関する補足
- 差額地代論のまとめ
- 補論1 資本の流通式と価値増殖
- 第3章 リカード巨視的動態論
- 巨視的動態論の3つの命題
- 耕境の拡大と農産物価格の上昇
- 最劣等地の移動にともなう社会全体の地代の増加
- 最劣等地の移動にともなう賃金の上昇と利潤率の低下
- 巨視的動態論の世界における受益者と投資意欲の低下
- 巨視的動態論の3つの前提条件
- 補論2 収穫逓減条件と限界生産性
- 収穫逓減条件
- 限界生産性
- 補論3 価値法則の修正と貿易論
- 比較生産費論
- 価値法則の修正
- 第4章 資本制社会の歴史性
- マルクスと『資本論』
- 資本制社会という言葉について
- 資本制社会の政府
- そもそも社会の歴史性を認識するということと,資本制社会の始まり
- 労働者と農奴
- 本源的蓄積あるいは原始的蓄積
- 商品経済の浸透と競争
- 分与地と村落共有地
- 事物の発展過程は同時にその否定要因の形成過程でもある
- 資本制社会の否定要因
- 資本制社会の歴史性を認識することが困難な理由
- 第5章 ポスト・マルクス体系の時代における経済学と農業問題
- ここまでの要約とこの章で行うこと
- ポスト・マルクス体系の時代における経済学の2つの流れ
- 資本制農業
- 農民層分解
- 資本制農業のビジョンと現実
- 農業問題と農業経済学の生成
- 第6章 産業としての農業の特徴
- 農業問題と社会主義運動
- ドイツ修正主義論争とロシア資本主義論争
- 農業生産の特徴と家族経営
- 農業生産の工業生産と較べた不利な点
- 土地所有が農業発展を抑制することについて
- 家族経営の耐久力
- 補論4 労働手段,労働対象,生産手段
- 第7章 シェーレと社会構成体
- シェーレ
- 需給曲線と均衡価格
- 完全競争市場下での生産量の決定
- 不完全競争市場下での利潤最大化
- 独占利潤,独占価格,独占体
- シェーレへの対応
- 20世紀以降の先進国経済の構造と農業市場論
- 接合(articulation)
- 従属学派
- 社会構成体
- 第8章 資本制社会の基本矛盾と農業
- ローザ・ルクセンブルク
- 生産と消費の矛盾
- セーの法則
- 労働力商品化の矛盾
- 資本制社会の基本矛盾と非資本制セクター,基本矛盾のルクセンブルク的解決
- 基本矛盾の展開
- 第9章 途上国の経済発展と新国際分業論
- 前章の復習
- ここからの問題:南々問題
- GDPを指標として用いたサブサハラ・アフリカと東南アジアの比較
- 世界システム論と新国際分業論
- 「周辺=辺境」の発展と新しい国際分業
- 第2次世界大戦後の経済成長と産業予備軍
- 1970年頃の状況:産業予備軍の枯渇
- 多国籍企業の展開と途上国の経済発展
- 第10章 第2次世界大戦後の日本経済と農業
- 新国際分業論の問題点
- 「東アジアコンプレックス」と「西ヨーロッパ・アフリカコンプレックス」
- 1970年以前の日本経済と農村からの都市への労働力移動
- 「国民所得倍増計画」と「農業基本法」
- 兼業従事者の増加
- 在宅通勤兼業者の政策的位置づけ
- 転換期としての1980年代中頃
- 転換期後の日本経済と企業
- 転換期後の日本農業と「食料・農業・農村基本法」
- 「食料・農業・農村基本計画」
- 第11章 ベトナムの経済発展と農民層分解
- 「東アジアコンプレックス」の「中心」と「周辺=辺境」
- メコン河デルタの風土
- メコン河デルタの開発史
- ドイモイ政策期の経済発展
- メコン河デルタの農民層分解
- 第12章 西ヨーロッパ・アフリカコンプレックス
- 第2次世界大戦後のフランス経済と外国人労働力
- メイヤスーの学説
- サブサハラ・アフリカの農家と共同体
- ニジェール河内陸デルタの風土
- 伝統的土地制度
- 共同体内での互助
- 共同体が強く残っている社会では労働者は形成されにくい
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