１道徳教育とは何か（１）私にとっての道徳教育，社会にとっての道徳教育
- １．道徳の意味すること
- ２．道徳の二側面−個人道徳と社会（集団）道徳−
- ３．道徳における体験
- ４．道徳性はどのように身につけるのか
- ５．心の教育をどうとらえるか
- ６．「心」の日常的用法
- ７．「道徳的価値の総合体としての心」の育成
- ８．「社会的性格としての心」の育成
- ９．「意識的・感覚的存在としての心」の育成
２道徳教育とは何か（２）理論的考察
- １．道徳教育の重要性−西洋の教育思想から考える−
- ２．今日の日本の道徳教育を支えた人々の主張
３心の発達と道徳教育
- １．心の発達
- ２．コールバーグの道徳性の認知発達理論
- ３．人間性心理学と「最高の人格」への成長
- ４．「欲求の階層説」
- ５．高次動機（成長動機）と低次動機（欠乏動機）
- ６．ロジャーズの「価値づけ過程」論
- ７．真の自己肯定感の育成
４教育学的・心理学的手法に基づく道徳教育
- １．問題解決的な学習
- ２．三種類の「道徳的問題」
- ３．「問題解決的な道徳学習」のモデル
- ４．「モラルジレンマ」方式の道徳授業
- ５．「価値の明確化」方式の道徳授業
- ６．エンカウンターを使った道徳授業
- ７．モラル・スキル・トレーニングを使った道徳授業
- ８．おわりに
５道徳教育の世界的動向
- １．世界は道徳教育をどう教えているか
- ２．共有価値を求めて
- ３．市民性教育−道徳教育の新しい潮流−
- ４．まとめ
６イギリスにおける道徳教育の動向
- １．イギリスの道徳教育の概要
- ２．ＰＳＨＥ教育の展開
- ３．シティズンシップ教育
- ４．宗教教育
- ５．イギリス的価値観と価値教育
- ６．日本の道徳教育への示唆
７アメリカにおける道徳教育の動向
- １．アメリカの道徳教育の変遷
- ２．人格教育
- ３．サービスラーニングとシティズンシップ教育
- ４．社会性と情動の学習（ＳＥＬ）
- ５．日本の道徳教育への示唆
８中国，韓国における道徳教育の動向
- １．中国の道徳教育の動向と実態
- ２．韓国の道徳教育
９日本における道徳教育の変遷と動向
- １．「道徳の時間」特設までの変遷
- ２．「道徳の時間」の特設
- ３．「道徳の時間」特設以降の学習指導要領の変遷
- ４．道徳教育に関する審議の動向
- ５．１９８９（平成元）年の学習指導要領における道徳教育の改善−幼，小，中，高の一貫性−
- ６．『心のノート』事業−価値の共有化を図り，「一生の宝もの」を創る−
- ７．道徳の教科化に向けての動き
１０道徳教育における「生きる力」の育成
- １．はじめに−世界で進む資質・能力を育成する教育改革
- ２．日本の学校教育の理念としての「生きる力」
- ３．２１世紀に求められる資質・能力
- ４．「生きる力」をはぐくむ道徳教育
１１「特別の教科道徳」の理念と方法
- １．道徳教育の普遍的原理
- ２．道義国家日本の再生を目指して−戦後の道徳教育の指針−
- ３．「特別の教科道徳」設置の背景
- ４．「特別の教科道徳」の目標はどうなっているのか
- ５．「特別の教科道徳」の内容はどうなっているのか
- ６．「特別の教科道徳」の評価はどうなっているのか
- ７．「特別の教科道徳」の指導の方法の改善について
- ８．「道徳教育の全体計画」の改善
１２道徳教育の具体的展開（１）学校における道徳教育の実践と課題
- １．道徳教育の目標と「特別の教科道徳」
- ２．道徳教育の計画作りと指導体制作り
- ３．各教科，豊かな体験活動を含めて進める道徳教育
- ４．道徳教材を効果的に生かす道徳授業
１３道徳教育の具体的展開（２）家庭や地域社会における道徳教育
- １．道徳教育の基盤としての家庭や地域社会
- ２．子どもの心に関わる問題と家庭や地域の教育力の課題
- ３．家庭や地域社会が進める道徳教育の取り組み
- ４．学校が中心となって家庭や地域社会と連携する取り組み
- ５．連携の充実を計画的に見通しながら
１４これからの道徳教育の展望と課題
- １．道徳教育についての再確認
- ２．日本における道徳教育の今日的課題
- ３．改正教育基本法が強調する道徳教育のあり方
- ４．これからの道徳教育に向けて
- ５．新しい価値の創造と未来に立ち向かう資質・能力の育成
１５まとめ−再考「私にとっての道徳教育」
- １．どのようにすれば幸せ感がもてるのか
- ２．未来に対する肯定的感情をいかにはぐくむか
- ３．「相手の立場に立って考える力」を育てる
- ４．日本の心を取りもどそう