目次
多面的視点からのソーシャルワークを考える 研究と実践をつなぐ新たな整理
- 熊谷 忠和(編著)/ 長崎 和則(編著)/ 竹中 麻由美(編著)
- 第Ⅰ部 理論編
- 第1章 マルチシステミック・アプローチとは
- はじめに
- 1 マルチシステミック・アプローチの概念
- 2 マルチシステミック・アプローチを構成する要素
- 3 マルチシステミック・アプローチの局面
- まとめ
- 第2章 日本におけるソーシャルワーク研究の到達点
- 1 ソーシャルワークが必要となった社会状況とソーシャルワーク理論
- 2 ソーシャルワークの専門分化
- 3 ソーシャルワークの統合化
- 4 日本におけるソーシャルワーク研究
- 第3章 マーゴリンのソーシャルワーク批評に関する考察
- はじめに
- 1 ソーシャルワークの権力性
- 2 ソーシャルワークの社会的構築
- まとめ
- 第4章 現象学とソーシャルワーク実践,その援用の可能性に関する考察
- はじめに
- 1 人文科学(human science)と現象学の理念
- 2 現象学(phenomenology)とは
- 3 ソーシャルワークに潜在する現象学的態度
- 4 ソーシャルワークの特質からみた現象学の射程
- おわりに
- 第Ⅱ部 視点編
- 第5章 エスノグラフィーの視点とソーシャルワーク
- はじめに
- 1 医療機関内での面接をこえて
- 2 エスノグラフィーの視点を活用する
- 3 エスノグラフィーの視点とソーシャルワーク
- 第6章 スピリチュアルケアの視点とソーシャルワーク
- 1 マルチシステミックな視点とスピリチュアルケア
- 2 スピリチュアリティの理解とその進展
- 3 ソーシャルワークの領域におけるスピリチュアルケアの意義
- 4 スピリチュアリティの概念
- 5 ソーシャルワーク領域におけるスピリチュアルケアの視点
- 第7章 文化的コンピテンスとソーシャルワーク
- はじめに
- 1 コンピテンスの概念
- 2 ソーシャルワークのグローバル定義と文化的コンピテンス
- 3 ソーシャルワーク教育のグローバルスタンダードと文化的コンピテンス
- 4 アメリカのソーシャルワークにおける文化的コンピテンスの概念
- 5 ソーシャルワークにおける文化的コンピテンスの多次元モデル(Multidimensional Model of Cultural Competence in Social Work(MDCC))
- おわりに
- 第8章 エンパワメントとソーシャルワーク
- はじめに
- 1 エンパワメントとは何か
- 2 ソーシャルワーク領域におけるエンパワメントの理論化の必要性
- 3 エンパワメントの定義
- 4 エンパワメントのプロセス
- 5 エンパワメント理論の「家族」に関する考え方
- 6 精神障害者家族のエンパワメントの必要性について
- 第9章 ストレングス視点とソーシャルワーク
- はじめに
- 1 問題解決過程とストレングス視点
- 2 社会構築主義とストレングス視点
- 3 ストレングス視点に関連する考え方
- おわりに
- 第Ⅲ部 実践編
- 第10章 医療ソーシャルワークの技法としてのケアマネジメントの展開
- 1 ケアマネジメントの誕生
- 2 「ケースマネジメント」から「ケアマネジメント」へ
- 3 地域包括ケアの誕生
- 4 医療と国民の関係
- 5 事例
- 第11章 地域における子ども支援拠点の開発とソーシャルワーク
- はじめに
- 1 問題を見つける
- 2 支援が出来る仕組み=拠点をつくる
- 3 学校との連携と子どもの受け入れ
- 4 拠点周辺地域への働きかけ
- 5 学校
- 6 子どもたちの変化と家庭課題の表出
- 7 子どもの貧困に関するセミナー等の開催
- 8 当事者である子どもとの連携
- まとめ
- 第12章 在日外国人に対する福祉NPOの多元的な実践
- はじめに
- 1 問題の発見と個別支援の開始
- 2 地域を基盤とした実践
- 3 地域福祉システムの構築過程への参加
- 4 国家に対する訴訟
- 5 トランスナショナルな実践
- おわりに
- 第13章 自閉症者の家族のエンパワメントを図るソーシャルワーク
- はじめに
- 1 クライエントの紹介
- 2 支援までの経緯
- 3 アセスメント
- 4 家族の状況理解とストレングス
- 5 支援計画
- 6 支援による変化
- 7 今後の支援展開
- おわりに
- 第14章 発達障害者の就労を通じた自立支援とソーシャルワーク
- 1 発達障害者が就労するときに課題となること
- 2 相談までの経緯と利用相談(エンゲージメント)
- 3 情報収集(アセスメント)
- 4 個別支援計画の策定(プランニング)
- 5 就職に向けた準備活動
- 6 職場実習
- 7 職場定着支援とフォローアップ
- 8 この事例におけるマルチシステミックの視点
- 第15章 学校で粗暴な行為をする秋雄(仮名)のケース(スクールソーシャルワーク)
- はじめに
- 1 クライエントの紹介
- 2 ケースへのアクセス経路(学校からの依頼〜エンゲージメント)
- 3 アセスメント
- 4 「問題行動」の意味と本人の人間関係
- 5 支援計画(プランニング)
- 6 支援による変化
- 7 支援の終結
- おわりに
- 第16章 若年性神経難病患者の地域生活を見据えた退院援助におけるソーシャルワークの展開
- はじめに
- 1 ケースの概要と相談の経緯
- 2 エンゲージメント
- 3 アセスメント
- 4 プランニング
- 5 インターベンション
- 6 モニタリングと支援の終結
- 7 本事例におけるソーシャルワーク理論とマルチシステミックの視点
- 第17章 権利擁護領域におけるソーシャルワーク
- はじめに
- 1 成年後見制度利用開始までの経過
- 2 クライエントについて
- 3 インテーク(エンゲージメント)
- 4 プランニング(支援計画の作成)
- 5 インターベンション(支援の実施)
- 6 ソーシャルワーク実践を通して
- 第18章 公私協働によるソーシャルワークの展開
- はじめに
- 1 公私協働の概念
- 2 A市療育・教育研究会の設立経緯及び活動内容
- 3 「研究会」の公私協働の段階
- 4 本事例におけるソーシャルワーカーの機能及び役割
- おわりに
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