目次
〈獄中〉の文学史 夢想する近代日本文学
- 副田 賢二(著)
- 序論 〈獄中〉と文学的想像力
- なぜ〈獄中〉なのか
- 監獄制度と「近代」
- 本書での「〈獄中〉言説」「〈獄中〉表象」
- 「書くこと」の想像力と歴史的に結びつく〈獄中〉
- 近代日本の〈獄中〉表象の展開
- 近代日本文学の〈獄中〉表象の特異性とは何か
- 普遍的イメージ空間としての〈獄中〉をどう捉えるか
- 本書での〈獄中〉言説のカテゴリーを定義する
- 第一章 明治期
- 1 〈獄中〉言説の定義とその表象の系譜
- 2 近代監獄制度の成立と浮上する〈獄中〉言説
- 3 北村透谷の「牢獄」
- 4 「社会主義者」たちによる〈獄中〉言説の構造化
- 第二章 大正期1
- 1 「大正的」言説の構造的特性をめぐって
- 2 メディア空間としての『中央公論』
- 3 松崎天民の流通と終焉
- 4 大杉栄『獄中記』の誕生
- 5 〈獄中〉の想像力のゆくえ
- 第三章 大正期2
- 1 近代出版メディアと山中峯太郎(一)
- 2 近代出版メディアと山中峯太郎(二)
- 3 〈獄中〉に投影される内的変革のドラマ
- 4 ジャンル化される〈獄中〉言説/制度化される想像力
- 第四章 大正期3〜昭和期1
- 1 プロレタリア文学の〈獄中〉と「闘争」をめぐる表象
- 2 芥川龍之介と「獄中の俳人」和田久太郎
- 3 暴力性のゆくえと治安維持法
- 4 『新青年』における〈獄中〉表象の消費
- 第五章 昭和期2
- 1 昭和初期の〈獄中〉言説
- 2 〈獄中〉文学者・林房雄(一)
- 3 〈獄中〉文学者・林房雄(二)
- 4 「歴史」と「文学」の接合と〈獄中〉表象
- 5 空白としての「言葉」の消費
- 第六章 昭和期3〜平成期
- 1 敗戦後の〈獄中〉表象をめぐる転換と連続
- 2 他者性と実存の空間
- 3 政治性からの分離と「塀の中」のトピックス消費
- 4 見沢知廉における〈獄中〉者の系譜とその断絶
- 終章 〈獄中〉の想像力と「文学」のゆくえ
- 「監獄法」の終焉と〈獄中〉言説の歴史性
- 後藤慶二と中野重治の「監獄」
- 「文学」のゆくえと〈獄中〉の想像力
- 現代日本の文化消費における〈獄中〉
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