目次
ブリッジブック国際法 第3版 (ブリッジブックシリーズ)
- 植木 俊哉(編)
- 第1講義 国際社会におけるルールのかたちとはたらき
- 1 「条約集」に掲載されたものだけが国際法ではない
- 2 国際社会にも「慣習」は存在する
- 3 国際法がますます目に見えるようになる
- 4 国家による条約の締結と強行規範(Jus Cogens)の形成
- 5 どう考える国際法と国内法の関係
- 第2講義 国家も約束をする
- 1 条約は単なる口約束か
- 2 さまざまな手続を経て条約は結ばれる
- 3 条約は一括して受け入れる必要がある?
- 4 条約の締結と第三国の利害
- 第3講義 国家を軸に国際法は動いている
- 1 国際社会に存在する「国家」の現実
- 2 国際法は「国家」をどうとらえてきたか
- 3 すべての国家には同じ法的権利が認められる?
- 4 国家の主権は,どこまで及ぶのか?
- 5 国家の「平等」とは何か
- 6 国家は“永遠に不滅”ではないのか
- 第4講義 外国の中に「母国」がある?
- 1 生身の人間が担う国家の対外的活動
- 2 外交官と領事官の役割と任務
- 3 なぜ認められる外交特権と領事特権
- 4 亡命希望者の保護と外交使節・領事機関の公館
- 5 国家元首・政府高官の国際法上の特権免除
- 第5講義 国際法に違反すれば責任を負う
- 1 国際法も「法」であるから
- 2 誰の行為が国際法に違反したというのか?
- 3 被害を受けた国が責任を追及する
- 4 被害国も納得する責任の果たし方
- 第6講義 地球規模でスタンダードを形成する
- 1 なぜ国際組織は生まれたのか
- 2 国際組織はどのように発展を遂げてきたのか
- 3 国際組織とは何か
- 4 現在ではどのような国際組織が存在するのか
- 5 グローバル化の中で国際組織は?
- 第7講義 人が住まないところには,“利害”が棲む
- 1 陸地以外の空間にも利益が隠されている
- 2 海に関するルールとはどのようなものか
- 3 船舶の航行はどこまでも認められる?
- 4 海の資源をめぐって国家は対立する
- 5 宇宙にもルールが存在する
- 第8講義 国際環境を法が守る
- 1 環境問題は変化し拡大している
- 2 環境保護のために有効な規則を作るには
- 3 環境をめぐる争いを予防し解決する
- 4 「環境」と「経済」は切り離せない
- 第9講義 国際法がヒトを守る
- 1 国際法は国家だけのものではない
- 2 国家と人
- 3 国際社会はなぜ人権を国際的に保障することにしたのか
- 4 人権の国際的保障の仕組み
- 5 地域的人権保障と今後の展望
- 第10講義 国際社会の構造変革はまたヨーロッパから?
- 1 「ヨーロッパ統合」
- 2 「ヨーロッパ統合」半世紀の歩み
- 3 21世紀における「ヨーロッパ統合」の次なる段階
- 4 「EU」とは何であるのか
- 5 ウエストファリアからマーストリヒトへ,そしてどこへ?
- 第11講義 武力を用いずに紛争を解決する
- 1 武力を必要とする前に解決する
- 2 国際紛争を裁判で解決する
- 3 実際の国際紛争とその解決プロセス
- 第12講義 戦争違法化は安全保障につながるか
- 1 かつて戦争は正当な行為だった
- 2 集団的安全保障とはどのようなものか
- 3 集団的安全保障体制の限界を補完する
- 第13講義 食卓は世界につながる
- 1 貿易なしでは立ちゆかない
- 2 貴重な役割を果たしたGATT
- 3 ようやくできあがったWTO
- 4 日本とWTO
- 第14講義 国際法は人類の幸せに寄与するか
- 1 国際社会が変われば国際法も変わるのか
- 2 人は国境を越える
- 3 犯罪も国境を越える
- 4 テロとの闘い
- 5 個人も国際法に寄与できる
- 第15講義 戦争であっても許されないことがある
- 1 禁止されても戦争はなくならない
- 2 「人道」が残虐な行為の防波堤となる
- 3 国際人道法とはどのようなルールか
- 4 国際人道法を守らせるためには
- 第16講義 日本と国際法
- 1 戦後は国際法とともに始まった
- 2 日本の領土問題
- 3 日本が条約を結ぶには
- 4 日本の中で国際法を使う
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