序章
- 中等レベルの教育達成における人種間格差の縮小
- 教育達成を文脈に位置づける
- 黒人中等教育の向上
- 機会への前進、そして危機へ
- 未来に向けた基礎固め
- 本書の計画
第Ⅰ部進学機会の拡大
第１章一九四〇年代の南部
- すさまじい不公正−農村地帯
- 不安定な基盤−初等教育
- 困難な時代の中で最善をつくす
- 都市の学校
- 認証を目指した奮闘
- 結論−不公平の遺産に対する闘争
第２章大転換
- 人種、教育、そして地域の発展
- 高まるいらだち
- 社会的政治的状況の変化
- ハイスクールの新しい時代
- 教育達成のレベルの向上
- 草の根運動
- よい黒人ハイスクール
- 白人の抵抗と黒人の疑念−改革の限界
- 結論−未来のための基礎を築く
第３章南部以外での不公正、差別、そして発展（一九四〇−一九六〇）
- 一九四〇年における黒人と中等教育への進学
- 一九四〇年の北部および西部におけるハイスクールへの通学
- ハイスクールにおける人種間衝突
- 寛容をもとめて
- 北部および西部における人種隔離された中等教育
- 学業成績における各層の解析
- 一九六〇年時点における黒人の中等学校での教育達成状況
- 結論−教育達成の進捗と不平等の残存
第Ⅱ部平等のための闘い
第４章黒人の若者と都市の危機
- 変わりゆく都市の姿
- 「ドロップアウト」の発見
- 教育達成度の継続的向上
- 困難な状況下での学習
- 「不利な立場にいる人々」に応える
- 紛争と抗議の時代
- 結論−成熟の一九六〇年代・一九七〇年代
第５章人種隔離との戦い
- 一九四〇年代と一九五〇年代における人種統合
- カンザスシティにおけるハイスクールの変化
- 北部全般における人種隔離撤廃と抗議活動
- 南部におけるピュロスの勝利
- 人種統合と生徒間の紛争
- 学校の中での不公正
- 結論−厳しい試練
結論アフリカ系アメリカ人のハイスクール経験への視座
- 黒人教育史におけるハイスクール
- ハイスクールと社会的地位
- 人種統合のジレンマ
- 抗議行動の遺産
- 平等という捉えにくいゴール
- 教育を変える必要性