目次
- はじめに
- 第1節 問題の背景
- 第2節 教科書を研究する意義
- 第3節 既存の研究との関連
- 第4節 分析の枠組み
- 第1章 中国の教科書をめぐる状況
- 第1節 中国の教科書制度の変遷:「一綱一本」から「一綱多本」、「一標多本」へ
- 第2節 中国の教科書の内容の変遷
- 第2章 中国の教科書に描かれた日本:歴史、地理、語文、政治
- 第1節 歴史
- 第2節 地理
- 第3節 語文
- 第4節 政治
- 第5節 第一の仮説の検証:抗日戦争の位置づけ
- 第3章 記述内容の変化とその背景:抗日戦争を題材に
- 第1節 1983年版中学『中国歴史』
- 第2節 1986年版中学『中国歴史』
- 第3節 1994年版中学『中国歴史』
- 第4節 1993年版高校『中国近代現代史』
- 第5節 2006年版中学『中国歴史』
- 第6節 2006年版高校『中国近代現代史』
- 第7節 2014年版高校『歴史Ⅰ必修』
- 第8節 第二の仮説の検証:日本に対する悪感情を利用する意図の有無
- 第4章 多様化する教科書:各地の歴史教科書に描かれた抗日戦争と戦後の日本
- 第1節 歴史科目の新カリキュラム改革
- 第2節 地方版教科書:上海市の歴史教科書に描かれた日本
- 第3節 全国版教科書:民間出版社の教科書に描かれた日本
- 第4節 第三の仮説の検証:中国の教科書は共産党のコントロール下にあるか
- 第5章 中国の人々の記憶の中の教科書に描かれた日本:30名の在日中国人へのインタビュー調査
- 第1節 はじめに
- 第2節 分析の準備
- 第3節 分析結果
- 第4節 第四の仮説の検証:教科書の対日観形成への影響力 人々の教科書への反感
- 最終章 教育の「革命史観」から「文明史観」への転換
- 第1節 教科書作成者の意図 党の「正しい歴史観」からの脱却
- 第2節 国の発展、全人類の利益に向けた教育へ
- 補論 14年間の抗日戦争:歴史学のあり方をめぐる軋轢
- 第1節 中国教育部の指示
- 第2節 中国の高校の歴史教科書における1931年から1937年までの対日記述
- 第3節 抗日戦争の期間が14年へと変更とされた背景
- 第4節 改定中の「課程標準」から見える歴史学のあり方をめぐる軋轢
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