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目次

  • 序章−まえがきに代えて
    • 本書のテーマ
    • 各章の概要について
    • 思春期とは?
    • 思春期文学とは?
    • 「男」は作られる
    • アメリカの物語
    • イデオロギー教化装置
  • 第Ⅰ部
  • 第1章 オズの悩める男たち
    • アメリカの基準点
    • 多様な『オズ』の解釈
    • 「旅」をジェンダー化する
    • ドロシーの旅の意義
    • かかしの自信喪失
    • ブリキ仮面の男の悩み
    • 期待の重圧に苦しむライオン
    • ペテンの暴露を恐れるオズ
    • ボームの立ち位置
  • 第2章 文明・野性の境界線上の少年たち
    • セルフ・メイド・マンのトウェイン
    • グッド・バッド・ボーイ
    • 共同体における監視と処罰
    • 境界線
    • 逸脱する身体
    • 他者の同化と隔離
    • ハックの批判精神
    • 文明の外に「ずらかるlight out」
  • 第3章 猿に育てられたイギリスの貴公子
    • 「アメリカの神話」は続く
    • 『類猿人ターザン』のジェンダー
    • 野性を母とする少年
    • 男の闘争本能
    • 春機発動期のターザン
    • 原始の女ジェーン
    • 夢追い男バロウズ
  • 第4章 影を殺した少年
    • 50年代−〈皮肉〉の時代
    • 「平和の園」再訪
    • デヴォンの森の「アダム」
    • 幸運なる転落
    • 少年が男になるとき
    • イノセンスの終わり
    • 内なる他者との遭遇
    • 姿の見えない敵
    • 不安・皮肉・逆説の男性性
  • 第Ⅱ部
  • 第5章 〈ゲド戦記〉の男らしさの見直し
    • はじめに−「ゲド戦記」シリーズについて
    • 男性性の影との戦い
    • アメリカを覆う影
    • 女性性と触れあう
    • 対話による男らしさの再構築
    • ゲドが代役に出会う
    • 新しい男の予兆
    • 70年代アメリカ
    • 再生する男らしさ
    • 男の混成主体
    • 中心勢力ハード人の世界観を批判する
    • 「アメリカの物語」の終わりの始まり
    • まとめ−「ゲド戦記」の男らしさは変わり続けてきた
  • 第6章 男らしさの〈宇宙〉をかき乱す
    • 男子校が戦場となるとき
    • 「男性運動Men’s Movement」の始まり
    • 男らしさの探求物語
    • 体制順応主義への反抗
    • 権力と男らしさ
    • 「従順な身体」の作り方
    • 仮面を被った男
    • アメリカン・ヒーローの死
    • 大地の母は死んだ
    • チョコレート戦争を越えて
    • 〈ワイルドマン〉は救世主か?
  • 第7章 チーズになった少年
    • はじめに−『ぼくはチーズ』について
    • 三つの物語
    • 「ナンバーズ」ゲーム
    • なぜ「ナンバーズ」をするのか
    • もう一つの物語
    • 9.11以降の文脈で読む『ぼくはチーズ』
  • 第8章 アジア、女性と和解する
    • 父・息子の物語
    • 闇の奥へ
    • 漁夫王の城
    • モルガン・ル・フェ
    • 聖杯の仲間
    • もう一人のブロートン
    • 絆の回復
  • 第Ⅲ部
  • 第9章 スラムからヴェトナム戦争へ
    • 類型的黒人像
    • 視界不良
    • 無力さ
    • 銃をめぐる葛藤
    • もう一人の自分
    • 生き延びて
    • 国家の物語
    • 傍観者
    • 天使の戦士
    • 官僚主義の戦争
    • テト攻勢
    • たこつぼ壕
    • ヴェトナム戦争戦没者慰霊碑「ザ・ウォール」
  • 第10章 ゲイとして生きる
    • はじめに−同性愛の男性性
    • 父親探しの「旅」
    • 心理療法的な出会い
    • 「金色の繭」が破れるとき
    • 『キャッチャー・イン・ザ・ライ』との比較
    • 映画『顔のない天使』との違い
    • 90年代アメリカでゲイに目覚める
    • 制度の言説が作るゲイ
    • 物語による解放
    • ゲイ解放連動−1969年から1990年代へ
  • 第11章 障害者として生きる
    • はじめに−自閉症を描いた小説
    • なぜ自閉症を取りあげるのか
    • 自閉症の動物科学者テンプル・グランディン
    • 救貧農場に囲いこまれた障害者たち−『北極星をめざして』
    • 「あばれモン」と呼ばれた男
    • 一人前になりたかった男
    • 障害者を抱える家族−『白鳥の夏』
    • 喪失と回復の物語
    • 自閉症の人は自分を語れるのか
    • 水頭症の少年みずからを語る−『はみだしインディアンのホントにホントの物語』
    • 白人居住地の高校へ転校
    • 半分インディアン・半分白人
    • 医学モデルと社会モデル
    • アスペルガー少年の冒険物語−『マルセロ・イン・ザ・リアルワールド』
    • マルセロの内的葛藤
    • リアルな世界での男らしさ
    • マルセロの選択
    • 救済者マルセロ
    • おわりに−障害者の男らしさはどのように変化してきたのか
  • あとがき−セルマからストーンウォールまで“From Selma to Stonewall”