序論
- ０−１．本書の目的
- ０−２．本書の位置づけ
- ０−３．本書の構成
第１章ストゥントラエンのラオ
- １−１．カンボジアの概要
- １−２．カンボジアのラオ人居住地域
- １−３．調査地について
- １−４．ストゥントラエンの歴史
- １−５．ストゥントラエンのラオ語
- １−６．調査地ＫＳ村
- １−７．ＫＳ村の人びとの暮らし
- １−８．村外とのつながり
第２章ハック・カン
- ２−１．家の境界と女性
- ２−２．家と家の親密な間柄
- ２−３．小括
第３章ハック・カンの流動性
- ３−１．モーン家とブンニー家をめぐるもめごと
- ３−２．もめごとの広がり
- ３−３．長引く緊張
- ３−４．小括
第４章上座仏教の食施をめぐる競合
- ４−１．食施の概要
- ４−２．若い僧侶の空腹
- ４−３．家間の競合
- ４−４．小括
第５章僧侶と村びとの親密な関係とその変容
- ５−１．擬制的親子の親密な関係
- ５−２．還俗をめぐる緊張
- ５−３．交換相手の転換
- ５−４．小括
第６章姻族関係の緊張と変容
- ６−１．理想的な婚姻
- ６−２．同居
- ６−３．家の独立
- ６−４．小括
終論
- ハック・カンの間柄ともめごと
- やりすごしの意味
- 陰口
- 「ポー・ディー」
- 時間の経過と感情の動き
- 女性の役割
- 結論と展望