１本書の課題と方法
- １技術・技術変化とイノベーション
- ２本書の分析視角
- ３本書の構成
第Ⅰ部技術変化と生産性
２知識生産の性質
- １知識ストックと知識生産関数
- ２技術特性と産業特性
３科学技術指標の読み方
- １科学技術指標の開発の歴史
- ２全米科学財団と経済協力開発機構による指標開発
- ３研究開発
- ４研究開発人材
- ５特許
- ６技術貿易統計
４研究開発と生産性
- １イノベーションの成果指標としての生産性
- ２知識生産関数と技術変化
- ３知識ストックの測定
- ４スピルオーバー効果
- ５知識ストックと企業価値
第Ⅱ部イノベーションと競争
５市場構造と研究開発
- １シュンペーター仮説再考
- ２シュンペーター効果
- ３置き換え効果
- ４レント消失効果と独占の持続性
- ５市場競争と研究開発：理論と実証の概観
６企業規模・資金調達と研究開発
- １企業規模と研究開発・企業成長の因果関係
- ２企業規模と研究開発：仮説の構成
- ３研究開発における規模の経済性：コスト・スプレッディング
- ４研究開発投資におけるキャッシュフロー制約
- ５キャッシュフロー制約の検証
- ６米国ベンチャー・キャピタルによる資金調達の仕組み
- ７企業規模分布と企業成長率：ジブラ法則を巡って
第Ⅲ部イノベーションと組織
７組織能力、コーポレート・ガバナンスと研究開発
- １組織能力とビジネス・アーキテクチャー
- ２ビジネス・アーキテクチャーとオープン・イノベーション
- ３コーポレート・ガバナンスと研究開発
８技術の複合的連関とシステム市場
- １デジタル経済の生態系：プラットフォームとシステム市場
- ２システム市場の技術特性
- ３技術の複合的連関と市場構造の変化
- ４ネットワーク効果と内生的サンクコスト
- ５両面市場とプラットフォームへのデータ集中
- ６デジタル経済と競争政策
第Ⅳ部イノベーションと政策
９技術市場と累積的イノベーション
- １技術市場とは何か
- ２技術市場の特徴
- ３技術取引の戦略的側面
- ４累積的イノベーションにおける技術取引
- ５技術取引契約を巡る法的諸問題
１０特許制度の法と経済学
- １特許制度の特徴
- ２特許要件
- ３特許の審査実務上の課題
- ４特許の期間
- ５特許の範囲
- ６最適な特許制度の設計：理論的検討
- ７プロ・パテント政策の便益と費用
- ８望ましい特許制度の評価基準と今後の改革の方向性
１１イノベーション政策
- １イノベーション政策の考え方
- ２ナショナル・イノベーション・システムと制度的関係者
- ３公的部門と民間部門の行動規範の違い
- ４民間部門の研究開発を促進する政策手段とその特徴
- ５米国のイノベーション政策
- ６日本のイノベーション政策
- ７望ましいイノベーション政策のあり方