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目次

教育効果を可視化する学習科学

  • ジョン・ハッティ(著)/ グレゴリー・イエーツ(著)/ 原田 信之(訳者代表)/ 森 久佳(ほか訳)
    謝辞



    第1部 学級内での学び

    1章 なぜ生徒は学校で学ぶことが好きでないのか? ―― ウィリンガムの主張

    核心に迫る主張/生徒はもっと学校の価値を正しく評価すべきではないか?/学級に必要なことを生徒たちに考えさせよう/頭の中で知識を使いこなすことの難しさ/知識が少し欠けているくらいなら動機づけられるが、知識がまったくないと意欲を失ってしまう/私たちは思考よりも記憶を頼る/学校教育は早期の社会的学習とはどのように異なるのか

    ◎展望  ウィリンガム博士の見解の評価


    2章 知識は教えることの障壁になるのか?

    熟達者は、初心者にとっての課題の難しさを過小評価してしまう/熟達者のヒントやコミュニケーションは貧弱なものになりやすい/生徒は知識が豊富な先生の価値を認める

    ◎展望  内容の知識は教師のためになるのか


    3章 教師と生徒の関係

    肯定的な関係性の構築に向けて/親密さと葛藤/緩衝装置としての学校/発達の道筋のモデレーターとしての学校/スイッチを切り替える

    ◎展望  教師と生徒の関係性は、幼児期・青少年期を通してなぜ重要なのか / 思春期の(未)成熟度に関する新たなエビデンス


    4章 教師としてのあなたの人柄|生徒たちはあなたたちを信頼できているだろうか?

    コミュニケーションと行為であって人柄ではない/学校で働く第一感効果/生徒の嘘を見抜くことは可能か?/援助要請行動:教室における信頼の指標/教師たちに対する生徒の信頼
    ◎展望  教師に対する生徒の期待


    5章 学級学習のグローバルな指標としての時間

    時間分析の概念的基盤/研究基盤/単純理論の全体像を把握する/深い学びを促す際の時間の役割

    ◎展望  ではこれはすべて明白なのか?


    6章 復唱式授業法と学級学習の性質

    教授法同士の緊張関係/復唱式授業法の長所と短所/情報をいかにして処理するかを理解する:復唱式授業に備わるさらなる問題

    ◎展望  生徒の発言を促す


    7章 基礎学力における自発運動化に関する指導

    自発運動化が欠けているときには考えたり理解したりする能力が弱まる/1分間に300単語:通常の読書の速度/子どもの読解力問題の理解に向けて/文化的発達:口述に関する能力から正確なテキスト読解まで/読書についての単純な見解の進展/計算との類似:数字の組み合わせの瞬時の修正の重要性/なぜ数字情報は学習するのが難しいのか/自発運動化が欠けているときには対処に大きな負荷がかかる/自発運動化はどうすれば教えられるか?

    ◎展望  自発運動化と時間の隠された役割


    8章 フィードバックの役割

    フィードバックと知識レベルのマッチング/フィードバックの過程をより効果的なものにする/ほめるほうがよいのかほめないほうがよいのか/賞賛が努力を妨げるとき/教師の専門領域におけるフィードバック

    ◎展望  フィードバックの保証は効果的である


    9章 社会的モデリングと明示的な教え方を通した複合的な技能の習得

    複合的な技能の学習:提示は重要であるがそれで十分ではない/デ・ラ・パスとフェルトン:高等学校における史料分析の授業/フェルドンら:大学での科学の授業原理/影響力のある思考ツールは指導を通して教えられる/いかにして自己を知識構築の主体とするか?/知識構築としての観察学習/直接的な個人間の知識伝達がもつ力

    ◎展望  駆動の原動力としての社会的伝達


    10章 専門的技能とはどのようなものとみなされるのか?

    専門的技能の歴史的背景/専門的技能の7つの基本的な特性/熟達者の他の特徴/無意識的な情報処理の果たす役割

    ◎展望  専門的技能の特徴


    11章 いかにして専門的技能は開発されるのか?

    ブルーム・レポート/練習は必要だがそれはどのようなタイプの練習か?/熟慮されたゴールに向けられた活動としての練習/なぜ練習のみでは熟達に失敗するのだろうか/自発運動化:その肯定的側面と否定的側面/結局のところ天賦の才能とは何か?

    ◎展望  スキルの発達と目的のある練習


    12章 学級での指導領域における専門的技能

    いかにしてそうした発見を結びつけることができるのか?/実験室と現実/熟達した教師を活動中に観察すること
    ◎展望  対人関係の感受性という視点での熟達した教え方



    第2部 学びの基礎

    13章 いかにして知識は獲得されるのか?

    知識獲得の6つの原理/記憶保持の6つの原理/情報過多に対処する5つの側面/多重貯蔵理論/効果的な学習方略を開発する必要性

    ◎展望 「今までのところは順調だよ。でも何が欠けているのだろうか。答えは、私たちの社会脳(social brain)だよ」


    14章 いかにして知識は頭の中に蓄積されるのか?

    感覚的認識の知識:感覚に関する識別力を習得すること/文字列:私たちはどのようにして単純連想を取り扱うか/着想:命題としての知識/スキーマ:知識は組織される/メンタルモデル:スキーマを作用させる/手続き的知識:学習行動

    ◎展望  知る方法と考える方法


    15章 学習は意識的である必要があるのか、そしてジェスチャーの隠れた役割は何か?

    暗黙的学習はどこでも起こる/無意識の活動としての学習/暗黙的社会的学習/暗黙的学習の実施/暗黙的知識の発掘と使用の手段としてのジェスチャー/思考とコミュニケーションにおける重要な支援としてのジェスチャー/子どもは大人のジェスチャーに強く影響を受ける

    ◎展望  暗黙的知識が隠された世界とジェスチャーの役割


    16章 認知負荷の影響

    心の構造/複雑さへの対処:相互作用する要素の概念/認知負荷の原因/負荷を減らすことで生徒の学びを助ける/問題解決学習に伴う問題/実例の力/グループは認知負荷を共有できるか?/教育教材の充実/認知負荷理論と教え方

    ◎展望  私たちが学習者に求める要求を理解するための認知的アプローチ


    17章 あなたの記憶力はどのように伸ばせるか?

    初期の思い出:言語の役割/記憶獲得における発達基盤としての会話/学校に行く:子どもは認識の深い変化を伴う生徒になる/ジルは生徒としての自分の役割にうまく適応する/教室ベースの研究:教師は記憶術を教えているか?/一部の教師は他の教師より記憶術を教えているか?      

    ◎展望  記憶スキルはどのように教えられるか


    18章 スポーツであり、技術であり、教育的ツールでもある記憶術

    メンタルトレーニングプログラム/私たちは記憶を訓練するべきか?/バランスのとれた視点を得る/私たちは記憶術を教えるべきか?/コンテンツに関連した記憶術の範囲/クラス全体レベルでの記憶術  

    ◎展望  記憶術の限界


    19章 生徒の学習スタイルの分析

    本項目に関する簡単な歴史:なぜこの分野が発達したのか?/好みとしての学習スタイル/個人差というもの/適合という問題/実践的研究の重要な文献レビュー

    ◎展望  主張の裏の真実


    20章 大きく誤解されている複数タスクの同時進行

    複数タスクの同時進行とは?/頭の切り替えの隠された大きな代償/車の運転についてはどうだろう?/複数タスクの同時進行と学習:集中力維持の問題/複数タスクの同時進行は本当に役にたつのだろうか? そうです、退屈さを軽減してくれる

    ◎展望  教師が知るべきことと注意すべきこと


    21章 学習者は本当に情報機器を使いこなしているのか?

    コンピューター運用能力の必要性/人の本質は変わるのか?/教授におけるコンピューターの役割の評価に向けて

    ◎展望  革命に勝る進化


    22章 インターネットは私たちを浅薄な思考の持ち主にしていないか?

    人騒がせな見解/人の本質は本当に変わるのだろうか?/情報源としてのインターネット
    ◎展望  決して変わることのない人間性


    23章 音楽はどのように学習に作用するのか?

    BGMの効果は何だろう?/あるタイプの音楽、たとえばモーツアルトのような音楽を聴くことによって、よりよい成果が得られるよう私たちの脳を変えることはできるのだろうか?/音楽指導は音楽以外の分野を学ぶ生徒にも効果があるのだろうか?

    ◎展望  エビデンスの重み



    第3部 自身を知ろう

    24章 自信 ―― 表にでてこないその3つの水準

    包括的で特性的な自信:自尊感情/自尊感情論の綻び/有能感に基づく自信/第3の水準:課題に対する自己効力感/真の自己効力感と尊大な自己肯定の区別/自信を伴って努力することの心理/努力の調整/過剰な自信の価値

    ◎展望  教育的示唆


    25章 自己高揚と「バカなやつともっとバカなやつ」の効果

    自分はよいと人は知っている/なぜ自己高揚するのか?/私たちは称賛を受けつける。なぜなら自分で稼いだものだから/自己評価の可能性/自己評価に対する慢性的な自己の見方の影響/バカなやつともっとバカなやつ効果/身の丈を超えること/バカなやつともっとバカなやつ効果における記憶の重要な役割/それでは高揚した自己イメージはよいのか悪いのか?/自己イメージと社会的関係    

    ◎展望  生徒が「現実を知る」ことの支援


    26章 自己制御の獲得

    スタンフォード研究の知見はなぜ自己制御理論に変化をもたらしたのか/発達的特性としての自己制御/自己制御の生涯にわたる継続性に関するさらなるエビデンス/成人期の性格特性としての自己制御/個人的能力としての自己制御:自我消耗の役割/消耗効果はあなたの人生をどのように壊すのか/自己制御能力の活用の学習:受動的モードから能動的モードへの移行/意志力に対する新たなアプローチ/社会的学習による誘惑に抵抗するための学習法/精神的クール方略と「イフ・ゼン」プランによる誘惑に抵抗するための学習法

    ◎展望  自己制御は自己以上の効果をもつ


    27章 笑顔の神経科学 ―― 教えることの基本ツール

    信頼できる研究に基づいた笑顔の位置づけ/43の小さな筋肉の力/笑顔は何を示しているか?/自然言語としての笑顔/誠実さの知覚/理解のしるしとしてのわずかな顔の動きの手がかりの役割/専門的人格の構成要素としての笑顔/笑顔の向こうに:他者の読み方/他者を個別に認識することは再分類することを意味する

    ◎展望  笑顔の価値


    28章 社会的カメレオンであることの驚くべきメリット

    対人的反応の測定/タイミングの重要性/姿勢のマッチング/私たち皆の中にいる社会的カメレオン/関係の構築/カメレオンのような行動は組み込まれているのか?/鏡(ミラー)としての心/ミラーニューロンにできること

    ◎展望  教育における社会的スキルの発達


    29章 「見えないゴリラ」、非注意性盲目、そして注目

    盲目の類型?/チャブリスとシモンズの研究:古典的論文/IBについて、いま何がわかっているのか?/なぜ訓練ではIBを減らせないのか/人間の自然な状態としてのIB:過負荷の最初の犠牲者/授業と学級経営への示唆

    ◎展望  学級で作用しているIBを理解すること


    30章 すばやい思考とゆっくりとした思考 ―― あなたの中にあるロボットへの負債

    あなたの中で2つの心は葛藤できるか?/デュアルシステム理論の起源/2つのメンタルシステムに関するエビデンス/奇妙な知見:読みにくいフォントは考える手助けとなるか?/あなたの中で一生懸命に働いているロボット/しかし私たちはロボットが何をしたかをなおも「説明」する必要がある/システム2の管理者/私たちに必要なメンタル・コラボレーション/瞬時の物語/瞬時の視点への移行

    ◎展望  2人の自分自身を理解すること


    31章 IKEA効果、努力、価値づけ

    私たちは自分の作業を価値づける/実験的な知見/IKEA効果に横たわる心理学/授かり効果/教室における所有権と努力:丁寧なフィードバックの心理学/公平(不当)に扱われる気持ち/IKEA効果をもたらしたチームのさらに2つの実験

    ◎展望  努力は私たちが価値を置いているものを支えることができる


    訳者あとがき
    文献/邦訳文献
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