目次
物語の近代 王朝から帝国へ
- 兵藤裕己(著)
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はじめに——ものがたりとは何か
Ⅰ 主体/自我という病
ラフカディオ・ハーンと近代の「自我」
王朝の物語から近代小説へ——語りの主体から「自我」へ
Ⅱ 近代小説と物語
泉鏡花の「近代」
泉鏡花、魂のゆくえの物語
北村透谷と他界、異界
Ⅲ 物語の声と身体
声と知の往還——フォーミュラ
踊る身体、劇的なるもの
オーラル・ナラティブの近代
Ⅳ 物語/テクスト/歴史
ものがたりの書誌学/文献学
物語テクストの政治学
歴史語りの近代
歴史学と「物語」史観について
おわりに——ものがたり(物語)論のゆくえ
付 記
索 引
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