目次
教示の不在 カメルーン狩猟採集社会における「教えない教育」
- 園田 浩司(著)
- 第1章 待つともなく待つ
- 第1節 目的のはっきりしない態度
- 第2節 ゴドーを待ちながら
- 第3節 ピグミー系狩猟採集民
- 第4節 バカ
- 第5節 教示の不在と自律
- 第6節 本書の問いと関係性の学び
- 第7節 相互行為分析の基本的な考え
- 第8節 書き起こしに伴う困難
- 第9節 狩猟採集社会と相互行為研究
- コラム1.言語の数へのこだわりのなさ
- 第2章 半人前の狩猟者の一人前の参加
- 第1節 教育的態度に見えないということ
- 第2節 村から森へ
- 第3節 大人の活動集団への参加
- 第4節 相手目線への委ね
- 第5節 人と森の協働
- コラム2.文字と灰
- 第3章 子どもが権威者になるとき
- 第1節 相手の主導権を奪わないくりかえし
- 第2節 大人・青年における子どもの発話のくりかえし
- 第3節 関係の柔軟さ
- コラム3.森のクリスマス
- 第4章 バンガ(bangà)で社会を覗き見ろ
- 第1節 狩猟採集社会とシェアリング
- 第2節 獲物の解体手伝い
- 第3節 「要求」に見る子どもの相互行為方略
- 第4節 学習機会を引き出すバンガ
- 第5節 子どもから見た社会の眺め
- コラム4.「文明」をひと呑みするうつろさ
- 第5章 リーダーは複数いる
- 第1節 ピア・トークと行為指示
- 第2節 バカの子どもの遊びと平等主義
- 第3節 ピグミー系狩猟採集社会の集団猟
- 第4節 子どもたちだけのオニネズミ猟
- 第5節 行為指示の種類
- 第6節 平等主義的な関係を築く彼らのやり方
- 第6章 学校が森になじむには
- 第1節 子どもが参加する生業活動
- 第2節 キャンプでの子どもの活動時間と内容
- 第3節 なぜ学校に行けないのか
- 第4節 生態学的知識と切り離さない学び
- 終章 教示的無関心は教育技法ではない
- 第1節 教示の不在と教示的無関心の違い
- 第2節 教育技法でなければ何なのか(3つの結論)
- 第3節 一人ひとりの学びが異なるということ
- 第4節 教え−教えられる者の関係性の反転
- 第5節 文化理解のいち実践者同士の関係性
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