目次
風の音 私の来た道
- 泉 遥(著)
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── 第一部 ──
Ⅰ 新天地
とんぼのめがね
Ⅱ 悲嘆の春秋
光の中へ
Ⅲ 心臓手術第一回
治りませんよ これは
私 生きたい
声紋うつくし
Ⅳ 命生きて
テナーの冴える
雪しきりなり
奥の細道
遥けくも
コンドルの唄
ゆびにつめたし
忙しなきとき
薔薇を盛り上げ
すべからく
一月一日生れ
敷地造成 花蘇芳
鴇すだつ
願いはひとつ
家を建てる
未満児保育 ⑴
ForYou
Ⅴ 娘の舞台
荒馬座・水俣ハイヤ節
これが楽しみ
晩秋の風
白馬岳迫る
ゆだねたるとき
かんばしき
Ⅵ 心臓手術第二回
人工弁
すすきなびく
草香りたつ
Ⅶ 改築工事
改修増築工事
白い歯ひかる
Ⅷ 右手首骨折
握力ゼロ
Ⅸ 十打十色
今日その日
樟の木に会う
つつましく受く
雪すだれ 若竹会
夕茜さすまで
── 第二部 ──
Ⅰ 春の広がり
天龍川へのぶ
父母ねむる
わが友
一等席
さすがあざやか
渦潮の海と
Ⅱ ああ崩れゆく
柿の枝ゆるる
凱旋のごとく
予報士の恐縮
酷暑の夏へ
しばし忘るる
Ⅲ 幼きころに
軍人勅諭
敗戦の日
Ⅳ 秋日和
ゆうらり ゆらり
母の針箱
母のかたみ
百二十人のオペレッタ
三番叟のころ
和装の紳士
失いしもの
Autophagy
ひそやかに
未満児保育 ⑵
稲の花
渓谷ギャラリー
自在なり
Ⅴ 冬の高空
谷うねる
父より賜いし
父の手
Ⅵ 孫三人
頑張ってね おばあちゃん
Ⅶ 介護
杖
雲
旅愁
ふきの香り
Ⅷ あの子らが
イラスト展
六十余年間の年賀状
Ⅸ 風によす
百歌を唄う
あとがき