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雑誌
儲かる農業2019 (2019年3月4日発売)
2019/05/01 10:12
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
農業は流通が大事だ。今は農業に限らず送料に関心が高まっているが、この世界も例外ではない。一般の流通経路では野菜売価に対して生産者は4割の取り分しかなく、小売りも25%だ。物流は17%を占めているそうだ。遠方から農産物を運ぶ必要性があり、直売が難しいのも要因なのだろうか。
いよいよ7&iHDもかつて批判していた野菜工場につき、サラダやサンドイッチを納入する主要ベンダーのプライムデリカが野菜工場を稼動させたことで、宗旨変えとなった。安定供給で価格の乱高下が防げるようになればよいのだが。
中小農家でうまくいっているところは、イチゴやトマトなどの高収益作物を作る傾向にあるようだ。大規模農家がダイズや飼料用米といった補助金頼みであるのとは対照的だ。一方の大規模農家も野菜のカット工場を併設するなどの高効率モデルを構築している。
JAは金融機関に成り下がっているようだ。銀行はもはや未来のない産業であり、農業以上に力を入れるべきではないところだと思うのだが。メガバンクも苦戦していて、海外に活路を求めるしかない中、地銀各社は生き残りに必死だ。JAはそんなところに力を入れるつもりなのだろうか。何のための組織かわからなくなっている。