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外国語学習の科学 第二言語習得論とは何か(岩波新書 新赤版)

外国語学習の科学 第二言語習得論とは何か みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー59件

みんなの評価4.1

評価内訳

59 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

SLAの基本書としては,本書はスタンダードになりうる

2009/10/24 01:09

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る



第1章 母語を基礎に外国語は習得される
第2章 なぜ子どもはことばが習得できるのか―「臨界期仮説」を考える
第3章 どんな学習者が外国語学習に成功するか―個人差と動機づけの問題
第4章 外国語学習のメカニズム―言語はルールでは割り切れない
第5章 外国語を身につけるために―第二言語習得論の成果をどう生かすか
第6章 効果的な外国語学習法

著者は東京(1960年?)生まれ。上智大学(外国語学部英語学科)卒業,浦和市立高等学校(教諭),UCLA(M.A.(英語教授法),Ph.D(応用言語学)),大東文化大学外国語学部(英語学科助教授),コーネル大学(現代語学科,アジア研究学科,准教授)を経て,ピッツバーグ大学(言語学科教授)。1985年に「『理解可能なインプット』[Comprehensible Input]を重視した英語指導」を英語教育学会(会場:早稲田大学)で発表しているので,出生年は60年前後と推測できる(外れてるかもね)。『外国語学習に成功する人,しない人』(04年)が売れたので,本書はその第二弾らしい(185頁)。


SLAとかいう研究分野では素人なので,私の評価は胡散臭いが,類書のRod Ellisによる_Second Language Acquisition_と比べる限り,邦語で書かれている分だけわかりやすい(要するに私の英語力は大したことはない)。SLAの基本書としては,この二著はスタンダードになりうるだろう。なぜなら,本書には用語索引が付いているが,必要最小限の基本的な専門用語はすべて網羅されているからだ。さらに,Ellisにさらに読むべき本の一覧があるのと同じように,引用文献一覧もある。


ま,昭和生まれの私としては,研究史が欲しかった。それにしても新書で教科書を企画すると,売れるだろうなぁ。

(673字)

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紙の本

語学においても科学的研究はとても大事

2011/03/31 23:33

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 語学を習得したいと思っている日本人は多いが、これがなかなかむずかしい。語学ができる人が現れると、コンプレックスを覚えたりする。しかしながら、そうした語学ができる人の秘訣はあまり知られていない。

 世の中にたくさんある語学習得教材は、いたって実際的に作られているのだが、なぜその学習法が有効かのか、きちんと検証されていない。したがって、その教材が自分に合っているかどうか試していないと分からないし、途中で挫折することが少なくない。そうして、自分には語学の才能がないと思い込んでしまう。

 しかし、本書は書名の通り、外国語学習法を科学的に分析している。例えば、語学の学習法は幼い頃から始める程良いと一般に思われているが、臨界期仮説についても、いろんな研究者が確かめようとしている。
 これがなかなか興味深い。「l」と「r」の音を区別する力は、生後6ヶ月から12ヶ月のあいだに決まってしまうとする研究結果があるという。そこまで早いのかと。

 ほかにも習得しようとする言語と母国語との距離や知能、動機づけなどいろいろな条件を設定した科学的研究が積み重ねられている。
 著者は第二言語習得の科学的研究はまだまだ少なく、十分な研究結果がそろっていないと謙遜するが、現時点でも相当に興味深いものがある。

 日本の学校では文法訳読方式が長く主流であり、今でもオーラルコミュニケーションよりも重視されているが、これを単純に否定するのではなく、語学習得の目標に照らしあわせて有効かどうかを論じる。
 世界ではコミュニカティブ・アプローチが支持を集めているが、その有効性も科学的研究に裏打ちされている。ただ単に会話スクールで英語を話す機会を増やせばいいというのではなく、どういう学習法と組み合わせればいいかが分かるのだ。

 英語をただ発話するよりも、インプットに重きを置きつつ、適宜アウトプットの機会も設けるという、第二言語習得のコツを押さえてやった方が効果的だという。インプットの方がより大切だというのもきちんと科学によって証明されている。

 アウトプットは自分の持ち合わせている語彙や文法の知識の範囲内でしか行えないので、あらたな知識を増やすインプットの方が大切なのだと。

 本書は学習者以上に、語学教師の参考になりそうに思える。もちろん、自分にあった学習法がなくて困っている人にも参考になるヒントがたくさんある。この分野の科学的研究のさらなる進展に期待したい。

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紙の本

書いてあることに間違いはないが、新しいとは思わない

2009/01/01 10:24

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yukkiebeer - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者はピッツバーグ大学言語学科教授。
 母語とは異なる言語を身につける、つまり副題にある第二言語習得論についてこれまでの研究の系譜をたどりながら、最終章では外国語を効果的に身につけるにはどうするのがよいかということを論じた岩波新書です。

 著者自身が「あとがき」で記すように、「教科書としての性格も備え」た書籍なので、一般読者向けというよりは言語学の研究分野に身を置く学生に向けた、少々内容の硬い本だといえます。
 「英語を少しでも速く確実に身につけるにはどうしたらよいのだろう」と焦燥感をもってのぞんだ実利的読者は、最終章に至るまでの本書の核ともいうべき第二言語習得の研究史の長い記述には、「いいから、早く最も効果的な学習法を教えてよ」とじりじりした思いにかられるのではないでしょうか。

 そしていよいよ最終第六章の「効果的な外国語学習法」ですが、意外と当たり前のことが書かれているので、肩透かしを食らう読者も多いと思います。
 自分の興味のある分野について論じた外国語文を読んだり聞いたりする。
 例文暗記をする。
 毎日少しずつでも外国語で書いたり話したりする。
 単語は文脈の中で覚える。
 発音は完璧でなくても構わないが、通じれば日本語なまりでも良いというように目標を低くしない。

 こうした事柄はすべてこれまで私も実践してきた事柄ばかりで、事実私は外国暮らしの経験もないままTOEIC940点を得るまでの英語力を身につけました。
 ですから本書を手にして新規に得(う)るところはありませんでした。

 書いてあることに間違いはなく、確かにそれを実践することが正しい外国語学習法ではあるのですが、一方で、ということは今後もこれ以外にもっと効果的な外国語学習法は出てきそうもないのだなという思いが残りました。

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紙の本

知識として

2016/05/17 16:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:匿名 - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容として特に特別なものはないと思いました。しかし知識として知っておくのはいいかもしれません。厚さもなくコンパクトで、丁寧には書かれていると思います。一日二日で読み切れる感じです。

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2008/09/30 23:03

投稿元:ブクログ

 本書は先にとりあげた『外国語学習に成功する人、しない人』の続編である。著者の白井さんはアメリカで長年にわたって第二言語習得の研究をしてきた人で、本書でとりあげられる問題の一つ一つに多くの研究の積み重ねを感じさせる。第二言語とは、母語に対する外国語のこと。いくつになっても第二言語という。この習得にかかわる事柄に対し、これまで多くの研究が行われてきた。外国語を学ぶのに臨界期はあるのか。インプットとアウトプットの関係はどうか。人種によっても違うのか。女性と男性ではどうなのか等々。一つ一つの問題に肯定否定の研究結果があったりして、読む側としても困惑しそうになるが、一方だけを強調することの危険性がそこからは読み取れる。子供の方が外国語学習に向いているのは、一つには遊び仲間を早くみつけ、そこで学べるのに対し、大人になればなるほど、そういう仲間をみつけにくいとか、アジア系の人々は自分たちだけでかたまってしまうので、なかなか習得ができないのだ等々、新しい見解が各所にみえる。外国語学習の効果的な方法は、暗記が大事だとか、イディオムをたくさん覚えることだとか、単文よりもダイアローグをたくさん覚えるべきだとか、インプットはもちろん大事だが、アウトプットを適切に行うことによってインプットに対する注意力が高まるとか、ある意味、常識的な意見も多いが、それをいわば科学的に証明してくれたというべきだろう。

2010/04/09 16:58

投稿元:ブクログ

【編集部紹介文より】者はこの分野について、もっとも先進的な位置にある研究者の一人ですが、読みやすく、どこかユーモアさえ感じられる語り口で、第二言語習得理論の成果を一般向けに紹介し、それを生かした実践面のヒントまでを提供しています。あわせて、外国語教育・日本語教育に志す人たちにとっても信頼できる入門書となるように工夫をこらしました。

2009/03/02 00:47

投稿元:ブクログ

 第二言語の習得法について、科学的、学術的見地から概説的にまとめたもの。筆者が述べるように、日本では科学的な外国語習得法、学習法についての研究が進んでおらず、近年、これらの一定の進歩が見られるものの、達人と呼ばれる人の経験則を信じて外国語を学習する人が多いと言えよう。そうした中で、少なくとも科学的、学術的に明らかにされている事(現実には、肯定ではなく否定されている事、あるいはまだ否定されていない事)を理解し、自らの学習や教育に生かす事は大きな意味があるだろう。
 本著は、どのようにすれば出来るのかという指南書ではなく、むしろ学習法についてこれは効果があると言われているが実はない、これは今のところ科学的に効果がない事を証明するデータはなく、また学習者の語学習得に一定の成果が出ている事から何らかの肯定的効果があると言えるというような、個別的且つ限定的な学習法について検証して行く(というか既に先行研究や学国語習得法の歴史の中で明らかになった事を読者に理解させて行く)という内容である。5、6章で具体的にどのような学習法で望む事が良いのかと述べてあるが、やはり学国語学習に近道など存在しないという事を理解させられるものである。ちまたで話題の「すぐに身に付く」とか「倍速で聞けば良い」とか、「寝ながらリスニング」とかまあ、そういったものは効果があるという事は科学的に明らかになっていないという事を改めて理解し、気合いを入れ直す為には良い本かもしれない。

2009/01/03 16:13

投稿元:ブクログ

第二言語習得に関するこれまでの研究をわかりやすく紹介している。紹介する姿勢も謙虚なもので、驚くような目新しい事実はないものの、外国語を学習している者であれば体験的に「わかる、わかる」ということを言語化してくれている。これまでの研究成果をあらかじめ知っておくことで、自分に適した効率的な学習方法を模索するきっかけになるし、言語習得の動機づけを維持することにも通じている。改めて言語を捉え直すいい刺激になった。

2009/04/13 15:37

投稿元:ブクログ

近頃、語学学習の本にやたらと興味がいきます。
というわけで、この本。

うんうんと頷いたり、「そうだったのか!」と驚いたり、なかなか外国語習得へのモチベーションをあげてくれる本でした。
これを読んでいると、やっぱり多読をせねばという気にさせられる。それから多聴も!

改めて、自分の学習方法を見直すきっかけになりました。

2008/09/23 21:57

投稿元:ブクログ

(2008/9/23読了)外国語習得についての現時点での理論・学説を一般向けにコンパクトに概説。主観的な体験論と違って研究結果をふまえた常識的な内容。結論としては、ブロークンでない外国語習得を目指すならば、「大量で良質なインプット+アウトプットの必要性を感じること(実際に話さずとも、脳内リハーサルだけでも効果アリ)」が良いとのこと。

2008/09/21 15:39

投稿元:ブクログ

良書。日本語で書かれたSLAの入門書としては最適なのではないか。白井先生の文章は相変わらず物言いがはっきりしていて読みやすい。新書だがそれほど非専門的なわけでもなく、先生曰く「大学院入試の前はこれを読めばいいんじゃないか。」

2008/12/13 00:39

投稿元:ブクログ

久しぶりに読んだ新書というカテゴリーに属する本である。

私は多くの外国語に触れてきたが、やはり日本語とそのほかの言語は違う。
その違いについて今までぼんやりとした考えしかなかったが、それを整理することができた。
それは、習得の方法にかかわっている。

確実に私の中には「日本語ネイティブ」の神経しかない。
なぜなら、私が生まれてすぐから聞いてきた言語は間違いなく日本語だからである。
しかし、拙いとはいえ英語も話せるし、フランス語やロシア語だって知らない単語が英語以上に多いものの、短く難しくない内容ならば読むことはできる。
一般に、日本の語学教育は読むことから始まり、書くことを経て聞く、話すへと進むことが多い。
私の場合、英語、フランス語は現地(それぞれ最初はBoston、Montreal)ともに聞く方が先で学んだが、ロシア語は文法が先である(というより、まだ文法しかやってない)。
”どちらがすぐれた習得法なのか”
それがこの本を読むにあたっての私の問題意識であった。

予想としては聞く方が先の学習が優れているのではないかと思っていた。
当然、その方が母語習得に近い順序であるためである。
この本もどちらかといえばそれを支持している。
しかし、一概にそれで終わるほど簡単な問題ではない。
母語をベースにしなければ、第二言語は習得できない。
それは語彙からしてはっきりしたことである。
母語で分からないものを、他の言語でわかりようもない。
近年多い、イングリッシュスクールや英会話教室に小学校低学年かもっと早くから通う子もいる現状で、本当に他の言語を習得すること、それを解明しようとする本である。


新書だからではなく、まだ解明され切っていないからではあるが、この本を読んでも理論としては浅い。
それでも言語学に興味を持つには十分すぎるくらいの実研究の結果数である。
英語をはじめとする外国語教育者、言語学系の学部在籍者、他言語話者およびそれを目指す人。
以上の人には特に楽しめる本であろう。

2011/03/07 18:00

投稿元:ブクログ

 第二言語習得が専門の著者による、英語学習者を意識して書かれた第二言語習得論の入門書。また、最近の研究の成果が盛り込まれており、参考文献が明示されているだけでなく、「ここまでは分かっているが、この点についての研究はまだ進んでいない」ということも具体的に随所で述べられているので、言語習得論を勉強している大学生が読んでもとても役に立つと思う。
 外国語学習についての様々な宣伝が盛んに本屋を賑わしているが、膨大な勉強法、学習法を前にあれこれ考えるよりも、まずは科学的・実証的に外国語学習についてどのようなことが分かっているかを知ることは、色々な宣伝を批判的に受け入れるためにもとても重要なことだと思う。その点で本書は、素人にも分かりやすく言語習得論が解説されており、学習者・教師双方にとって、非常に有益な本だと思う。
 「インプットだけではなく、(必ずしも実際に話したりすることだけではなく)頭の中でリハーサルすることが重要」とか、「語呂合わせで単語を覚えることも『有意味学習』として有効」など、何となくそうだろうなーと思っていることも、科学的に説明されるとすっきりする感じがする。もちろん、臨界期仮説やBICS/CALP、動機づけの問題など、第二言語習得論のスタンダードな事柄も分かりやすく解説されている。
 あとがきには『外国語学習に成功する人、しない人』の続編、と書かれているが、その本をまだ読んでないので、是非読んでみたいと思う。(11/03/07)

2008/10/27 11:37

投稿元:ブクログ

第二言語習得論を専門にしている人が書いた本。
そんな専門分野があったんだというかんじですが、科学的に外国語習得法を研究しているようです。

結局よくある英語勉強法の本と内容的に大差はなかったけれども、なんとなく科学に裏付けられると安心してしまう病んだ現代人だと自分を認識しました(苦笑)
・メッセージを理解する大量のインプット
・自動化(意識的な学習から無意識的な学習へのシフト)のための例文暗記
・外国語を学ぶから外国語で学ぶへの早期の切り替え
・乳幼児はすべての音を区別することが可能
・リスニングは他の3技能にも転移

勉強法はあらかた見えて来たのであとは実行あるのみだ!!!

2011/01/26 22:30

投稿元:ブクログ

再読本。
確か読むのは2度目だけど、自分の経験が増えたせいか数カ所新鮮に感じる部分もあった。再読してみるもんだな。

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