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ワーグナーとニーチェ(ちくま学芸文庫)

ワーグナーとニーチェ みんなのレビュー

文庫

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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.0

評価内訳

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1 件中 1 件~ 1 件を表示

2011/07/04 16:00

投稿元:ブクログ

 ワーグナーとニーチェはいわば師弟関係にあり、二人の親交はそれぞれの著作や伝記にたびたび登場する。しかしその「関係」そのものを詳しく描いた作品は本書をおいてない。
ニーチェとワーグナーははじめショーペンハウアーの哲学を通して意気投合し、お互いに影響を与えあった。だがのちに両者は訣別し、ニーチェはワーグナーを「彼は人間ではなく病気だ」と述べるまでになった。
 長いことこの豹変ぶりが不可解であったが、本書を読んで疑問が氷解した。答えは「パルジファル」での同情の扱いにある。ワーグナーは同情=compassion(「co共にpassion受難する」が語源)が救済をもたらすと考えたが、ニーチェはそれに強く反発し、まるで信じていた人に裏切られたように感じたのであった。
 二人は和解せぬまま、年長のワーグナーが先に亡くなる。この時のニーチェの言葉、「六年もの間、いちばん尊敬していた人の敵でなければならなかったのは辛いことでした」もそれを考えればしっくりくる。
 二人の出会いの頃にワーグナーが作曲していた「ジークフリート」のなかのブリュンヒルデの嘆き、「私を目覚めさせた人が、私を傷つけたのです」が二人の将来を暗示していたと著者は述べているが、他ならぬ「パルジファル」が逆に「傷つくことによっての目覚め、救済」を主題にしているのは非常に興味深い。

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