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みんなのレビュー27件

みんなの評価3.8

評価内訳

27 件中 1 件~ 15 件を表示

2012/08/24 13:07

投稿元:ブクログ

魚の福祉を考える。
ペットはもちろん動物についての福祉は、色々と考えられるようになってきた。その考え方を魚類にも適用する事が必要なのではないか、という事が書かれた本。
福祉を考えるべき生命体の境界線はどこなのか?

2012/06/12 14:13

投稿元:ブクログ

第1章 問題提起
第2章 痛みとは何か?なぜ痛むのか?
第3章 ハチの針と酢ー魚が痛みを知覚する証拠
第4章 いったい魚は苦しむのか?
第5章 どこに線を引けるのか?
第6章 なぜこれまで魚の痛みは問われなかったのか?
第7章 未来を見据えて

2012/05/18 13:02

投稿元:ブクログ

骨に覆われて表情のない魚は釣り上げられた際に痛みを感じているのか。
科学的な検証から水産業の対応までが、感情を排除して淡々と語られる。
巻末に若干ながら索引もついている。

2014/02/23 19:32

投稿元:ブクログ

著者の住むイギリスでは畜産や動物実験というものに対し「五つの自由」という形で動物の福祉についての配慮が求められるらしい。そのひとつとして無用の痛みに対する配慮もあるらしい。

そもそも痛みとはなにか
痛みは個人的な体験である、私たちは他人もこの感覚を体験しているはずと確信し、互いに話し合うことで痛みについて対処や緩和の方法について共有できる。しかしながら動物とは話ができないので、同じ感覚を共有しているかどうか判らない。
私たちは痛みを感じることで行動を変える。このことが進化上有利なので機能として残ったと推測されるので、著者はこの機能もしくは類似した機能が広く生物に備わっていないことの方が不自然だとする。
イソギンチャクのようなものでも持っていることが生態観察で確認できるらしい。多くの生物が同様に痛みを伴うような現象に何らかの回避行動を起こす。
しかし痛みに対する反応があるから痛みを感じているとはいえない。痛みを意識しているかどうかが問題になる。
そもそも魚に意識があるのか、
著者は意識の様相を呈する行動要素を見いだすために3つのカテゴリーを引用する。
1.アクセス意識 情報の断片を結びつけイメージや心的表象に結びつけ自らの行動と決定に結びつける能力。たとえば記憶の中から頭の中に地図を思い浮かべルートを決めると言ったこと
2.現象意識 自分の周りの出来事を感じ取る能力
3.モニタリングと自己意識 自分の行動について考え起こりうるシナリオを考慮する能力

著者はこういった意識レベルを魚がもつと言えるかどうかを実験や生態観察、解剖による機能の確認等を通して検証する。
迷路での実験、縄張り争いの観察等々
マスが電撃を受けることを受容しても仲間の元へ行こうとする行動、ハタが獲物を捕るのにウツボに協力を求めに行く行動等々
種々の考察を通し、著者はどうやら魚を痛みを感じているらしいとする。

こういった考察は当然に倫理上の問題を提議することになる。魚の福祉問題である。これを言い始めるとキリがないのであるが、それに対してもスポーツとしての釣り、漁法の問題さらには病院などでのセラピーとしての魚の展示と言ったことまで言及。
それはそれで面白い議論ではあるが、私的には魚が痛みを意識しているかどうかを検証する過程の方がやはり面白いのである。

2012/05/22 09:23

投稿元:ブクログ

<「魚の福祉」を科学する>

「魚の福祉」などと言ってしまうと、いささかアグレッシブに過ぎる動物愛護活動家が思い浮かんでしまうが、本書の筆致は冷静である。
著者は活動家ではなく、魚類の行動を研究する科学者なのだ。
個人的にはあまり考えたことがなかったが、「魚は痛みを感じるのか、もし感じるのであれば、家畜と同様、魚もまた『人道的』に扱うべきなのではないか」という問題提起は、2000年代初頭からなされていたのだという。
ただ一方で、それには「科学的」な裏付けが必要だという意見もあり、それに取り組んだのが著者らのグループである。
レトリカルな議論でも哲学的な議論でもない。科学的に真っ向から挑んだ研究である。

表紙の折り返しにいきなり「パンドラの箱を開ける!」とある。
大げさな、と思ったが、いやいや、読み進めていくとあながち大げさではない。
これはなかなか困難な議論だ。
文字通り、「魚の痛み」について考えるにもおもしろいのだが、それに加えて、よくわかっていない事象・いままであまり人が取り組んだことがない事柄に対して科学的に研究する際に、白紙状態からどのように仮説を組み立て、何を実証していけばよいのかを模索した記録とも読める。
本書の主題の場合、「痛みを感じる」ということは具体的にどういうことなのかを考察することから始まる。それは私たち(=人)が「痛み」を感じるということはどういうことかの考察でもある。
著者らは具体的には「痛み」を以下のように分け、それぞれを実証していく。
・侵害受容(nociception)(=痛覚)をコントロールする受容体と神経線維が存在するかどうか
・損傷を受けた場合に上記が活動状態になるかどうか
・魚の行動が痛みの経験の影響を受けるかどうか。

「痛み」は、それを知覚することとそれによって苦しむ情動の部分に分けられる。後者の情動に関しては科学的な実証は困難である。ただ、著者は、これまでの研究結果から、魚が侵害受容の反応を示すことはほぼ確実であり、哺乳類や鳥類に与えられている福祉を魚に当てはめない論理的な根拠はないと主張している。
この場合の魚の福祉とは、「魚を食べるな」ということではなく、漁獲の際に苦痛を与えないようにすべきであるとか、養殖時の環境を整えるといったことである。鶏を屠殺する際に、簡単だからといって多数をまとめて池に放り込んだりはしないだろう。魚を水揚げする際も同様の配慮が必要ではないか、というわけだ。

意欲的で真摯な著作であるが、一方で、この問題は科学でない部分の議論がどうしても伴ってしまうのだろうという感想も持った。
著者は科学的に取り組んではいるが、基本、「魚の福祉」を考えるべきだというところから出発している。そうでなければそもそもこの研究はしなかっただろうとも思える。
パズルのピースを慎重に慎重にはめ込みつつも、境界がぼんやりしている部分をそっと押し入れた感はある。

魚の福祉を考えることは、人にとってマイナスになるわけではなく、どちらにとっても喜ばしいウィン-ウィンの結果をもたらすことは可能であるという。
共存共栄。その道を探るのに、科学的な議論と倫理的な議論、また経済的な議論が、バランスよく進んでいくのが一番望ましいのだろう。


*著者らの研究は2003年に大きな話題を呼び、イアン・マキューアンの『土曜日』にも取り上げられたんだそうだ。

*魚に関するさまざまな研究も挙げられていて興味深い。ハタとウツボは種を越えて協同作業をして餌を採るんだそうである。へぇぇぇ。

*本文では簡単にしか触れられていないが、乱獲の問題について、訳者あとがきで触れられている。以前読んだ『銀むつクライシス』をちょっと思い出した。

*じゃあ甲殻類はどうなんだ、エビやイカは・・・?という線引きの問題もあったり。

2012/05/05 12:06

投稿元:ブクログ

犬は痛みを感じるな。哺乳類は当然理解が及ぶ。確かに小さい虫やら貝やら魚はどうなんだろう。生きてるのだから痛みはあるだろう。そしてそれらを保護することはどの位必要か?
改めて、そういえばそうだよねーと考えさせられた。
痛みの検証と、魚擁護?問題提起である。
釣りはしないが、命に感謝しつつ、美味しくいただきますよ。

2013/08/30 22:57

投稿元:ブクログ

結論から言うと、多分魚は痛みを感じる、と。漁業のあり方にも一石を投じうる内容。魚もストレスを与えないほうが美味しくなったりもするんだろうか。

2012/07/01 15:30

投稿元:ブクログ

文字通り、魚は痛みを感じるのか、を追った書。そもそも、どういう反応を示せば痛みありとするのか? いろいろ面白かった

2012/07/29 14:40

投稿元:ブクログ

話題のV・ブレイスウェイト『魚は痛みを感じるか?』紀伊國屋書店、読了。魚が「痛みを感じない」「低級な動物」であるという認識がある。しかし著者は、科学的方法により、魚が痛みを感じることを科学的に論証する。痛みの認識とは、魚に事実上「意識」が存在することでもある。面白いですよこれ。

2012/03/15 13:36

投稿元:ブクログ

【新刊情報】魚は痛みを感じるか? 487.5/ブ http://tinyurl.com/7sl32xl 痛みとはなにか?そしてそれを感じるとはどういうことか?魚の「意識」というやっかいな領域に踏み込み、釣りや観賞魚における人間の魚への対し方=「魚の福祉」という難題を問う #安城

2012/09/04 12:37

投稿元:ブクログ

「魚は痛みを感じるか?」という問いは、これまで考えもしたことがなかった。人間に近い哺乳類や鳥類に対しては苦悶の鳴き声や、その行動から親近感あるいはを共感を覚えることができ、例えばオイルにまみれた海鳥や崖っぷちに取り残された犬を見ると誰しも胸を痛めずにはいられない。
魚についてはどうだろうか。本書は魚に対するステレオタイプを打ち砕き、「魚は痛みを感じない」という固定化された認識に一石を投じてくれる。「痛みを感じるか、感じないか」まずは一読してからの判断でも遅くない。現段階で得られる判断するための科学的根拠は十分に本書で示されていると思う。ブロイラーの飼育環境や製品化のプロセス、あるいは趣味としてのハンティング、それに対して魚の養殖や捕獲方法、レジャーとしての釣り、両者の問題の取り扱いに違いがあってよいのか、よくないのか。
表題の問いかけの行き着く先は“魚の福祉”と“魚を利用せずには成り立たない人間社会と魚の関係”。魚だけに目からウ・ロ・コ・の一冊。釣り好きの私には衝撃の一冊。

2012/07/22 13:02

投稿元:ブクログ

予測以上の情報は無かったし、和訳もつまらなかった。興味が湧いたのは彼女の実績や意見よりも、先行研究や議論の実例。

p.189 進化における成功の度合いは、その生物の登場の時期や複雑さによって測られるべきではなく、適応性、多様性、存続期間によってとらえられるべきであろう。

2012/05/29 20:28

投稿元:ブクログ

魚だって、釣り針が刺さったら痛いに決まったるじゃないかと思っていたが、そういう直感を持つのはマイノリティらしい。しかし、著者は、科学的方法により、魚が痛みを感じること、それも、痛みを感じること自体を科学的に論究した上で結論を導いている。
他方、世界では、魚の福祉というものが意識され、実践されつつあるらしく、この点については、そこまでやるか、という気持ち半分、すごく進んだ取組がされているという驚き半分だった。
訳者のあとがきにもあるように、本書は、サイエンスの書であると同時に倫理の書でもあり、そのなかで、著者自身は、科学者としての限界を意識しつつ、冷静な筆致で論が進められており、好感が持てるし、説得力も感じる。前半に置かれた魚が痛みを感じるかの実験について、その手順や比較対照について、非常に深く考えられていて、厳格な科学的態度についても強い印象を受けた。

2012/07/18 19:32

投稿元:ブクログ

本書はそのタイトルが示すとおり,「魚が痛みを感じるのかどうか」という疑問に答えを与えることを目的として書かれた本だ。本書の前半では,答えを得るために問題をより細かく定義しなおして,さらにその問題を解決するために設計された実験を紹介しながら疑問に答えを与えていく。また本書の後半は動物福祉や倫理についての問題を論じている。著者は魚類を専門とするペンシルベニア州立大学の生物学者である。

「魚が痛みを感じるか」という大雑把な疑問を考察するためには,この疑問をいくつかのより細かな問題を定義する必要がある。新しく定義された問題とは次のようなものだ。

1.無意識のうちに損傷やダメージを検知するプロセスである「侵害受容」が魚にも起きているのか
2.ダメージを受けた箇所に痛みを感じる能力を魚も持っているのか

仮に一つ目の問題の答えがイエスであったとしても,二つ目の問題の答えがノーであれば,魚が痛みを感じているとは言えない。そして二つ目の答えがイエスであるためには,魚が高次の意識を持つことを示さなければならない。

本書で展開される論理はさらに続いていく。魚が意識を持つとはどのようなことを指すのか。本書によれば,意識は「アクセス意識」「現象意識」「モニタリングと自己意識」という三つのカテゴリーに分けられる(113頁)。そこで,魚が痛みを感じているかどうかを判断するためには,侵害受容のプロセスが魚に備わっているのかを調べ,もし備わっているとしたならば魚がさらにこれらの三つの意識を持つのかどうかを調べる必要がある。後半のステップを調べるためには,魚がその意識を持つならばどういう行動をとるのか,また意識を持たないならばとらないだろう行動は何かについての予想を確認するための注意深い実験を設計する必要がある。

本書を読むと,ひとつの疑問を科学的に解決するために,用意周到な論理の積み重ねがいかに大切なのかを知ることができる。科学には慎重さが必要なのだ。

しかし,このように慎重に論理を積み重ねていくことは何も科学の専売特許ではないだろう。普段の生活や仕事の中で生じる問題を考える際にもすべからく必要な姿勢と言える。ぜひとも多くのひとに本書を読んでもらいたい。

2012/02/19 06:52

投稿元:ブクログ

魚は痛みや苦しみを感じるのか。様々な実験が行われ、痛みを感じる3つの理由を挙げている。
1つ、魚に意識がある。
2つ、損傷を検知する能力がある。
3つ、情報を伝達する神経繊維がある。
以上の3つより、魚には痛みや苦しみを感知する能力があると結論づけた。そして、これらが分かってから、魚を保護しようとする動きが始まった。
今後、魚の飼育方法を巡る議論は増えるかもしれない。

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