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Chapter 4の「HTML5への書き換え」の章がダメダメ
最終章であるChapter 4は、HTML4で書かれた既存のサイトをHTML5でマークアップし直すというこの本の総括的な内容なのですが、なぜわざわざ共著二人のHTML5書き換えコードを別々に掲載しているのかが理解できない。正直どちらを参考にしたらよいのか混乱する。
出来れば共著という形で本を出しているのだから、二人で協議して現時点でベストなHTML5への書き換え例一つをこの本からの提案という形で出して欲しかった。
またHTML4の方のサンプルは、cssでレイアウトも綺麗に整えられているのにHTML5に書き換えたサンプルはcssによるレイアウト再現性を維持してないでは話にならない、移行ガイドになっていない。
今後HTML5が普及していく際にWebデザイナーが業務で直面する問題として「既存のHTML4で作られたサイトの状態を出来るだけキープしつつHTML5へ移行する」といったものがでてくると思うのですが、そういった問題への対処法はこの本では書かれていません。
HTML5での基本的なマークアップ方法と新たに追加された新要素の紹介や関連情報がサラッと書かれているだけの本です。