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みんなのレビュー4件

みんなの評価4.4

評価内訳

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4 件中 1 件~ 4 件を表示

2014/08/30 09:20

投稿元:ブクログ

三木内閣で防衛庁長官を務めた坂田道太の評伝。著者は、坂田は、防衛・安全保障の「素人」を自認しながら、「防衛計画の大綱」策定など、日本の防衛政策の転換を成し遂げたと評価している。
坂田道太の存在は知っていたが、文部大臣のイメージしかなく、彼が防衛庁長官であったことすら知らなかったので、本書の内容は目から鱗だった。坂田道太が政治家として優れた資質を持っていたことが伝わってきた。
国民に自衛隊の役割を理解してもらうことに心を砕いていたという点が印象的だった。行政(ここでは自衛隊)と国民をつなぐというのは、防衛大臣に限らず、国務大臣の役割として重要なものだと感じた。

2014/07/05 16:58

投稿元:ブクログ

 坂田道太といえば、明治期のようなまん丸眼鏡の風貌を思いだす。文部大臣にも起用された文教族議員が、防衛庁長官に任命され結構そこそここなしていた、との認識しか私はなかった。
 防衛庁長官になったのが1971年とそんなに昔だったのだ。その素人の業績たるや、基盤的防衛力構想、防衛計画大綱、防衛白書、ミグ25事件処理、などがあり、前3項は今に至る日本防衛戦略構想の確立という大仕事であると、本書を読んで知ることができた、
 軍事には素人かもしれないが、政治家としては課題の把握と解決策の立案実行、視野の広さ、雑音に惑わされない強い意志、あるべき姿に立脚する識見の高さ、など理想の人物ではないかと思うほどに描かれている。確かに近年の政治家に坂田ほどの仕事をする人物は見かけないのかもしれないが、ひとつくらいは本人の失敗談を載せてもよかったかもしれないと思うほどに、非の打ちどころがない素晴らしい仕事ぶりである。
 本書は、遺族の資料や当時の記事など多くの資料に基づいて書かれているが、官僚作文などは最低限に留め、とても読みやすい。飽くことなく、次々とページを捲ってしまった。坂田道夫のは、もっともっと知られてもいい政治家である。

2014/02/09 00:29

投稿元:ブクログ

同じ内容の繰り返しと著書からの引用が多かったと感じられたものの、知名度の低い人で変わり者の評伝というのはなかなか当たりが多いがこれもそう。三木内閣期の防衛庁長官として防衛体制の転換などを図ったということだけど、政治家に珍しく韜晦しながら勉強しており好ましいことでこういう人は今いないけどまあ昔もおらんようで東大紛争時の文部大臣もやったとのことだし有能な人だったのだなあ。

2016/01/29 17:34

投稿元:ブクログ

[求められたアマチュア目線]文教族(注:いわゆる文部科学分野に強い議員のこと)として政治のキャリアを歩みながらも、1974年に防衛庁長官に就任すると、「防衛計画の大綱」 の策定や「防衛白書」の発刊などの大きな業績を成し遂げた坂田道太の足跡をたどった作品。就任当時は「素人」と自任した彼が、どうしてこのような改革を成し遂げることができたかの理由に迫ります。著者は、防衛大学校の教授も務められた佐瀬昌盛。


防衛問題や自衛隊に対する一種の「タブー感」がとても強かった時代(本書でも何度も指摘されているように、今日では想像することすら難しいんですが......)に、 「でもそのタブーってよく考えればなんだか変だよね」ということを素直に、そして平易な言葉で伝えることができたところが坂田氏の強みだったのではないでしょうか。そういった政治家としての才覚に加え、著者が坂田氏にぞっこんであるように、一人の人物としても、謙譲心を常に持った魅力的な人物像が本書からは伺えました。


坂田氏、また防衛庁の活動を通して、70年代中盤から後半にかけての日本の防衛問題に関する政治・世論事情を知ることができるのも本書の魅力の1つ。ロッキード事件が防衛庁に与えた影響や、防衛支出の対GNP1%以内問題など、日本の現代史を知る上でも有益な情報が盛り込まれています。本書の趣旨とは異なるところにはなりますが、防衛庁から見た政治史というのは確かに数が少ないように思うので、その点でも貴重な一冊になっているかと。

〜自衛隊は日本社会、日本国民の間で<異物>になってはならない。また、国民は自分たちが気付かない無関心によって、自衛隊を日本社会での<異物>たらしめてはならない。自衛隊が<異物>であっては、「国を守る」という事柄の意味が不明となるからだ。そうしないためには、自衛隊と国民がたがいに相手側への理解を深めるよう、ともに努めなければならない。〜

坂田氏を知らなかった自分の不勉強を恥じつつ☆5つ

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