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hontoレビュー

桜は本当に美しいのか 欲望が生んだ文化装置(平凡社新書)

桜は本当に美しいのか 欲望が生んだ文化装置 みんなのレビュー

新書

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みんなのレビュー7件

みんなの評価3.2

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (1件)
7 件中 1 件~ 7 件を表示

2014/04/19 18:35

投稿元:ブクログ

今の日本は桜ソングが氾濫している。特に2000年代から。
戦争を体験した世代が少なくなり、歌を作る側も聞く側も軍歌と桜の忌まわしいイメージを知らない。

2016/04/14 15:12

投稿元:ブクログ

桜の咲き乱れる頃、タイトルにそそられて即買った。
内容や作者のことをもう少し調べてから買えばよかった。
私が期待していた内容と全くズレていて、しかも苦手な文語体で詠まれる短歌がずらり。そう、歌人である作者が問おうとしていたのは歌の中の桜だった。

短歌に興味がないと最後まで読むのはとても辛い。
それでも面白かったのは能の章と春雨物語の章。

桜が本当に美しいのか、その答えはわからないままである。

2015/01/04 20:36

投稿元:ブクログ

「ぱっと咲いて、ぱっと散る」ことから日本を代表する美意識の代名詞とされ、軍国主義の象徴にもされてきた桜。しかし、ナショナリズムの美学と桜との関係については問題提起にとどめられ、むしろ万葉集からさかのぼって、日本の文学の中で桜が何を象徴するものとして生成してきたのかを探求する、興味深い文学論となっている。
万葉集の当時においてはむしろ呪術性の象徴であり、美意識に関しては梅の脇役でしかなかった桜が、貴族社会の中で最も好んで謳われる主題となっていくことを、水原氏は「美の通貨となる」という言い方をしている。岩井克人氏の貨幣論の言い方を借りれば、桜は、美しいものだと多くの人に思われているからこそ美しくなるというわけだ。
多くの高名な歌人がすぐれた桜の歌を詠んでいるが、この本であらためて目を開かれたのは藤原定家の一連の作品である。桜という小さな窓から足元も定かならぬ世界へと誘い込まれるようなこの作品世界は鳥肌が立ちそうだ。
桜を通した文学ガイドはそれだけでも面白いのだが、水原氏の主眼は、美意識の通貨としての桜を流通させる共同体の欲望の方にある。ナショナリズムのために動員された桜インフレ時代を経て、穂村弘が詠む明るい空虚のバブルめいた桜の光景と、斎藤斎藤や永井祐が詠む荒涼とした桜という空疎な記号、そしてひたすらに優しい欲望を謳いあげる反知性的な桜ソングに、桜が良くも悪くも、たしかにこの社会を表象し続けていることを実感させられる。
ただ、桜を美意識の通貨として流通させる共同体論としては、水原氏の奥ゆかしさのせいなのか、ほのめかす程度にとどめられており、一定の共通した認識を根底にもたないと、一貫した論旨を読みとっていくのは困難かもしれない。ナショナリズムの美意識と桜の問題にしても、「桜ソング」に惹かれて手に取る若い世代もいることを考えれば、もうすこし丁寧に論じてもよかったのではあるまいか。そういう意味では不満が残る。

2015/02/18 11:02

投稿元:ブクログ

日本の美意識の代名詞ともいえ、戦時中には軍国主義の象徴、平安時代は桜より梅だったような気もするけれども、ある時から日本人はひたすら桜を愛してきた。

なぜ?

日本文学の中で桜は何を象徴してきたのか。
それを現代の歌人が取り上げた文学論。
面白そうだと思って…読んだらまた更新します。

2014/04/01 15:45

投稿元:ブクログ

【書評ウォッチ】日本人の桜好きは「つくられていた」? 歌人がさぐる美意識の正体 : J-CASTモノウォッチ
http://www.j-cast.com/mono/2014/04/01200653.html

平凡社のPR
http://www.heibonsha.co.jp/book/b166545.html

2014/11/16 15:05

投稿元:ブクログ

お寺でビブリオ!in 和束茶カフェ@運潮寺(和束ビブリオバトル#3) テーマ「春」で紹介した本です。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=497243423712915&set=gm.1486929771523007

2014/04/20 11:23

投稿元:ブクログ

ももしきの大宮人はいとまあれや桜かざしてけふもくらしつ
 山部赤人

 掲出歌は「新古今集」に収録。宮廷の人はヒマなのだなあ、桜の枝をかざして今日も遊んでいたよ、という歌意だ。
 ところが、「万葉集」巻十にもよく似た歌がある「ももしきの大宮人はいとまあれや梅をかざしてここに集へる」。作者未詳だが、万葉集では「梅」だったものが、勅撰【ちょくせん】和歌集である新古今集では「桜」に変わっているのはなぜか。その謎を、大胆な仮説で解き明かしてゆく水原紫苑の新刊書が、たいへん興味深い。
 天皇が撰を命じた最初の和歌集は、「古今集」である。当時の公的な文芸は漢詩であり、序文を書いた紀貫之は、漢詩以上の価値をいかに和歌に持たせるか、苦心した。漢詩は現実的だ。それを超える言葉の「呪力」を和歌に盛るには、「桜」の力を援用しよう。そこで、桜の文化が始まったとか。
 桜は、古来呪力を持つ樹木だった。名所として吉野山があるが、かつての吉野山は、単に雪の名所だった。ところが、古今集では桜の名所として意味付けられてゆく。紀貫之はじめ名だたる歌人が吉野の桜を詠み、いつしか、桜が美の代表的な表象として定着し、そこに、文化表象としての天皇が重なる、という筋書きらしい。
 桜は、本当に美しいものなのだろうか。その美が、王権を中心とする共同体の約束ごとであるとしたら―。近年、若者たちに人気の楽曲の歌詞に、桜が多く登場することも水原紫苑は検証している。今、時代は共同体に回帰する方向に動いているという指摘もあり、はっとさせられる。

(2014年4月20日掲載)

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