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宮沢賢治全集 8(ちくま文庫)

宮沢賢治全集 8 みんなのレビュー

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.1

評価内訳

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紙の本

かがやくことばたち

2015/08/17 23:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あなご - この投稿者のレビュー一覧を見る

序文の美しさに惹かれて購入した一冊。
その、簡潔な言葉で綴られた、純粋な、きらきらした文章をかみしめるだけでも、この本を買った価値があると思っている。

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2006/02/23 12:49

投稿元:ブクログ

分類=宮沢賢治・全集。86年1月。注文の多い料理店、オツベルと象、グスコーブドリの伝記等の作品と、生前発表初期断章、初期短編綴等、「短編梗概」等、手紙、劇、を収録。

2006/09/23 14:39

投稿元:ブクログ

注文の多い料理店は、小学校ん時に絵本かなんかで読んだ記憶。改めて読んでも、やっぱ面白かったん。素朴で、よかよね。

2008/02/15 15:46

投稿元:ブクログ

宮沢賢治の何がいいって、方言を隠したような古めかしい丁寧な言葉遣いだと勝手に決めている。癖になって何度も読み返したくなると思うのです。グスコーブドリの伝記は、悲しすぎるし、ベストがこれかっていうと迷うところはあるんだけど、卵形の頭、とかに憧れたし、途中は立志伝としても面白くて、好きは好きなので一応。「私よりもっと立派にもっと美しく、仕事をしたり笑ったりして行くのですから」きゅーん。ただの自己犠牲じゃない、というのはわかる。でも、でもなー釈然としないまま、でも好きな話です。そう言えば、アトムにも同じような話があったっけ。ちなみに安部公房の娘、ネリさんっていうんだけど、これからとったんだろうか。いいないいな。

2009/03/12 15:03

投稿元:ブクログ

■オツベルと象■
細ういきれいな声で、しくしくしくしく泣き出した。 「おう、でかけよう。グララアガア、グララアガア。」みんながいちどに呼応する。

2009/01/16 21:59

投稿元:ブクログ

多分これが一番初めに読んだ小説だったと思う。
小学生のころで、『グスコーブドリの伝記』が一番印象に残った記憶がある。

2009/12/09 04:35

投稿元:ブクログ

書店で手に取って、ぜひ序文を読んでほしい。ありきたりでない、本当に宮沢賢治の魅力にあふれた序文だ。私はこの本を開くたびにまず、この序文を読まずにいられない。

2012/10/08 16:06

投稿元:ブクログ

この本には、注文の多い料理店、オツベルと象、グスコーブドリの伝記、
など宮沢賢治の代表的な作品が納められています。
そして、短編など賢治が好きな人なら喜ぶような作品が納められています。
注文の多い料理店やオツベルと象は、教科書にも載っているので、
グスコーブドリの伝記についてコメントすると、
今年の7月にアニメになったものとは全然ちがいますねぇ
グスコーブドリはイーハトーブの森に暮らすきこりの息子として生まれた。
冷害による飢饉で両親を失い、妹と生き別れ、火山噴火の影響による
職場の閉鎖などといった苦難を経験する。
しかし最後はブドリが、火山を爆発させると冷害は食い止められて
イーハトーブは飢饉から救われたのだった。

2010/05/31 21:46

投稿元:ブクログ

グスコーブドリの伝記。終盤を、賢治はいつか書き直しただろうか。姪がもう少し大きくなったら、贈りたいと思っている作品です。

2015/05/09 00:35

投稿元:ブクログ

参考にしてはいけない作家ランキング第1位は、なんと言っても宮沢賢治だ。(というか、参考にしようと思っても普通はできない・・・・・・)
『注文の多い料理店』のような「日本ばなれした童話っぽさ」は、モチーフや言葉づかいだけでなく、書く部分と書かない部分の取捨選択によっても、ずいぶんクオリティが変わってしまう。ただ、どういう基準で書いているのか、読んだだけでは分からない。
『オツベルと象』の「グララアガア」が素晴らしいのは言うまでもなく、最後の1文を書ける神経などは、書き手として嫉妬してしまう。まるで2人目の人間がつけ足したかのようで、作品との距離をどう取っていたのか、まるで理解できない。
分析しようとすればするほど、泥沼にはまっていきそうなので、とりあえずいまは保留しておく。

2015/11/28 11:44

投稿元:ブクログ

鹿踊りのはじまり。
歌の構造が良い。太陽とはんの木の垂直軸から、すすきの原の水平軸へ広がり、太陽の照らさない影の領域へ広がり、さらに「すすきの底」の目の届かない世界に踏み入り、小さなうめばちそうを「愛どしおえどし」と愛でる。自然讃歌、全的な愛。「鹿踊りの、ほんとうの精神」に相応しい(笑)

しかし「鹿踊り」の精神ならば、鹿の歌だけでなく、動きも意味を持たなくてはならない。おっかなびっくり、コミカルな動き、人間の残していった手拭という未知なるものへの働きかけ。それを克服したときに先の凱歌がある。冒険スピリット。これが「鹿踊りの、ほんとうの精神」だったのか!(笑)

しかし目撃者嘉十の効果を考えるとそれだけではないように思う。嘉十は突然「鹿のことばがきこえ」るようになる。「嘉十はもうあんまりよく鹿を見ましたので、じぶんまでが鹿のような気がして、いまにもとに出さうとしましたが、じぶんの大きな手がすぐ眼にはひりましたので、やつぱりだめだとおもひながらまた息をこらしました」。だがとうとう飛び出してしまうと、鹿は驚いて逃げ出し、嘉十は苦笑いで手拭いを拾う。ここには、自然を愛し、同一化を望むが、それに挫折する人間が描かれている。動物のことばがわかるのはファンタジーの中だけだ。身体言語としての鹿踊りに切実な願いが込められているのだろうか。

同一化の不可能性。だからこそ、衝撃なしに「ざあざあ吹いてゐた風が、だんだん人のことばにきこえ」るような超人的な語り手を導入して、嘉十の話を包み込んだのではないか。

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